祖母井さんのグルノーブル退団と今後

 7月上旬の段階グルノーブルのゼネラルディレクターには新たな人が就任しており、その後リーグ・ドゥでの成績不振を理由に祖母井さんが連れてきたバズダレビッチ監督を解任したということで怪しいなとは思っていたのですが(雑誌のインタビュー等でもそろそろグルノーブルを離れるかも…といった話をされていましたし)、やはり祖母井さんはグルノーブルを退団することになったそうです。
 日刊より。
 しかし、すでにゼネラルディレクターにはFumiaki Yamato氏が就き、予算面を担当されるという話になっているはずですが、日刊の記事によるとインデックスの猪野仁志氏が後任になるとか…。
 このあたりはどういった話になっているんでしょうね。



 祖母井さんは07年にグルノーブルGMに就任。
 07-08シーズンにはチームをリーグ・アン昇格に導き、08-09シーズンも1部残留に成功。
 しかし、昨シーズン、残念ながらチームは降格してしまいました。


 クラブ内部は古くからいるスタッフと新規スタッフとの関係やインデックスとの兼ね合いも含めて、以前のジェフ以上にゴタゴタした状況だったようですし、祖母井さんもかなりご苦労されたのではないでしょうか。
 それに加えて、クラブの経営問題やインデックス本社の経営悪化などの影響も大きかったのではないかと思います。
 そういった状況下での1部昇格と1シーズンとはいえ1部残留を果たしたことに関しては、成功といえる内容だったのかもしれませんね。



 日刊の記事にはJリーグクラブが獲得に動く可能性もある…と書かれていますが、どうなんでしょうね。
 昨年までジェフで「お届け隊」として活動を続けてきた池上正コーチがNPO法人I.K.O市原アカデミーを立ち上げており、祖母井さんもアドバイザーとして就任されていますから、もしかしたらそちらに参加されるのかもしれませんね。


 もちろん私としても本当はもう一度祖母井さんの率いるジェフというのを見たくて仕方がないのですが、祖母井さんが仕事をする上で納得できる環境がジェフがあるのかどうかといった問題や、現在ジェフで頑張っているスタッフとの関係などもあるでしょうし、そう単純な問題でもないのでしょうね。
 ジェフ、グルノーブルと共に大変なクラブを導いてきたわけですし、今後は祖母井さんのやりたいことができるところで仕事ができれば、それが一番なのかなぁ…と思います。
(とはいえ、良くない環境を改善する役割が、祖母井さんの一番良さが出るところなのかもしれませんが…笑)
 ともかく、今は祖母井さんが次の舞台でも活躍されることを祈るばかりです。