残り全戦、トーナメントの気持ちで

 ありきたりなフレーズではありますけど、ここから残り11戦は捨てて良い試合なんてないわけですから、1試合1試合トーナメント戦を戦うつもりで、目の前の試合に全力で挑んでいくしかないですね。


 特に明日の栃木戦は、必ず勝たなければいけない試合になります。
 勝率の良いホームフクアリでの試合ですし、対戦相手の栃木はジェフの試合がなかった23日に試合を行ったばかり。
 その試合では愛媛相手に1-0で栃木が勝利していますが、それまで4戦は勝ち星なし。
 シーズン前半は好調で一時期4位まで順位を上げていましたが、現在は8位に落ちています。


 そして、ジェフはこの試合に負ければ3連敗。
 5位東京Vとの勝点も2差に迫っており(まぁ、基本的には3位以外を気にする必要はないと思うのですが)、もし連敗が続き5位まで下がるとなれば、何があってもおかしくない状況だと私は思います。 



 怪我人に関しては、まだ復帰できない見込みの主力選手もいるとかいないとか…といった情報があるようですが、基本的に長丁場のリーグ戦では怪我人が出ることは織り込み済みで、準備をしていかなければいけないものだと思います。
 もちろん怪我人は少ない越したことはないですし、あまりにも多くの負傷者が出るのは問題ですが、今は戦えるメンバーでベストを尽くしてほしいところです。


 個人的には、柏での日本人メンバーだけのサッカーにも可能性を感じました。
 確かに久々にスタメンで起用された青木孝太には硬さも試合感の問題もあった印象ですし、疲労のせいなのか中盤の選手達の体の重さも気になりました。
 しかし、ボールを持ちすぎることなくシンプルにまわそうという意識は感じましたし、選手達が動きまわることで攻撃面での流動性も感じました。
 江尻監督は本来攻守においてスピーディなサッカーが好みなはずだと思いますし(実際にできているかどうかは別として)、このあたりをベースとしてチームを組み立てていくべきではないでしょうか。


 それをベースとしてネットやアレックス、あるいは倉田などがアクセントをつけられれば、理想的な形に近づいていくのではないでしょうか。
 ベースを置く場所が逆になってしまい個人技に依存してしまう傾向になると、強引なサッカーになってしまうのではないかと思うのですが…。



 ともかく、しっかりと勝って、内容も良いサッカーになれば言うことはないと思います。
 最後まであきらめずに頑張っていきたいですね。



 ちなみに、目下のライバルである3位福岡はホームで首位柏を迎え討ちます。
 柏が健闘しジェフが勝利すれば、昇格圏内が近づく貴重なチャンスとなるかもしれません。
 他力本願ですけど、他力に頼らなければいけない実情もありますから、そちらにもちょっぴり期待しつつ、前向きに闘っていきたいところではないでしょうか。