今週末はナイトレース、シンガポールGP

 前レースのイタリアGPで今期のヨーロッパラウンドも終了し、残り5戦となったF1GP。
 今週はF1唯一のナイトレース、シンガポールGPが行われます。
 毎年雨が降ると照明などに乱反射するのではないかと心配されていますが、今年の天候はどうなるのでしょうね?
 この時期のシンガポールは日中に雨が降ることが多いようですが。


 さて、今週末のレースで、まず注目されるのはチャンピオンシップ争いになるのでしょう。
 シーズン終盤に差し掛かった状況で、ウェバー、ハミルトン、アロンソ、バトン、ベッテルの5人に優勝の可能性がある混戦状況。
 この中で波に乗った選手が一気にチャンピオンシップを決める可能性も十分ありますから、一戦一戦目の離せない状況になります。



 もう1つ要注目なのが、ザウバーからF1に復帰することとなったニック・ハイドフェルドのパフォーマンス。
 こちらによると、ペーターザウバーは「ニックは我々の車がどれくらい良いかを判断する助けになる」と話しているようです。
 ようするに、マシンのパフォーマンス通りの結果が出せているのか。
 ドライバーがまともならもっと上にいけるのか、それとも逆なのか…というあたりを以前ザウバーチームに所属していたハイドフェルドを起用することで判断する…ということなのでしょうから、試されているのはもしかしたら小林可夢偉の方なのかもしれません。


 可夢偉としては、来季のチーム内での主導権争いにおいても、翌戦に控えた日本GPに弾みをつけるためにも、重要なレースになるのではないでしょうか。
 ハイドフェルドの方も、「F1は幼稚園ではない」「チームメイトを打ち負かさなければならない」、「遅いドライバーはいなくなる。それがF1だ」と気合十分の様子。
 2人の対決が非常に楽しみです。