ザウバー、エステバン・グティエレスとテスト契約

 ザウバーが来季テストドライバーにメキシコ人ドライバーのエステバン・グティエレスを就任させると発表しました
 ザウバーはテレメックスなどを所有するメキシコの大富豪カルロス・スリムと来季の交渉をしていると言われており(現在はビル・ゲイツを抑え世界長者番付1位に立っているとか)、そのカルロス・スリムがサポートしているのがエステバン・グティエレスです。


 以前は来季のレギュラードライバーになるのではないかとも言われていましたが、今回はテストドライバー契約ということなので、これでシンガポールGPから参戦するニック・ハイドフェルドの続投のシナリオが見えてきましたね。
 テストドライバーではありますが、資金的なサポートが約束されているということではないでしょうか。
 逆説的に考えれば、そこの交渉がうまくまとまったからこそ、ハイドフェルドの起用が決められたのかもしれません。
 気になるのはどれだけの資金提供があるのか…ですが。


 どうしてもお金の話が先行してしまいますが、エステバン・グティエレスは昨年GP3のチャンピオンで、まだ年齢も18歳と将来性も期待できるドライバーであるようです。
 年齢が若いからこそ、カルロス・スリムもテスト契約で納得したのかなぁとも思いますが。
 ともかく資金的なサポートが約束されたのであれば、ザウバーにとっても小林可夢偉にとっても明るい話しですね。