ザウバー、来季に関しての噂

 F1は毎年夏には来期の噂が出てくるのが例年の流れとなっています。
 「夏なのに早くもストーブリーグ」なんて言われますが、今年は上位チームのドライバーの移動が少ないこともあって、中位チームから話が進んでいますね。


 まず、ルノーに関してここ数レースでペトロフが良い走りをしているので来季続投決定も噂されていましたが、チーム代表は「長く待つつもりだ」と早期に結論を出さないことを表明しました。
 一方、ザウバーはベネスエラ人のGP2ドライバーパストール・マルドナドドライバー候補として浮上しているようです。
 もちろんスポンサー込みでということになるのでしょう。


 現在もザウバーの財政状況は厳しいようで、一部では来季活動への不安も噂されています。
 そんな中、メキシコ通信会社「テレメックス」のオーナーがザウバーと交渉している報道が
 この方も若手ドライバーをサポートしているようなので、それによってシートの行方もかわってくるのかもしれませんね。



 小林可夢偉に関しては、これまで通り活躍できれば、来季も残留できるのではないでしょうか。
 デラ・ロサは今のところ成績で可夢偉に負けているし、スポンサーの持ち込みが少ないようですし(ただ、ハンガリーでは可夢偉が負けてしまいましたから、これからより一層頑張らなければいけませんが)。
 資金面だけを考えればドライバー2人を入れ替えることもあるかもしれませんが、ザウバーの性格を考えればそれも可能性は低いのではないでしょうか。


 逆に言えば可夢偉がしっかりと走れているからこそ、もう1人をペイドライバーに…という余裕も出てきているのかもしれません。
 ともかく可夢偉としては今後も良い結果を出すこと。
 チームとしては来期スポンサーとの交渉にも、力を入れていかなければなりませんね。