山本左近、イギリスGP20位完走
昨日は取り上げませんでしたが、HRTから実に3年ぶりのF1出走となった山本左近。
無事20位で完走を果たしました。
フリー走行ではチームメイトのチャンドック相手に3回とも1秒前後の差を付けられ、さすがにこれでは…と心配だったのですが、予選では0.4秒差のところまで近づくことができました。
決勝でも終始チャンドックの後ろを走る展開でしたが、序盤に4秒差をつけられた後は大きな差もなく走りきったようです。
今後、出走できるかどうかはまだ分からないようですが、無難なアピールはできたのではないでしょうか。
…なお、左近のF1復帰が決まった後、私のブログには「山本左近+親」で検索しブログに来ていただいた方が多くいました(笑)
今回いくらHRTにお金が動いたかはわかりませんが、一部報道によると左近側は残りのシート獲得のために5億円以上の提示をしたとか。
山本左近のご両親が、医療法人の理事長で手広く仕事をされているのは有名な話です。
しかし、いくらうまく経営したとしても、年間に払える額は限られているはずで。
それが見返りのあるものならばともかくとして、実際問題としていくらHRTで頑張ったとしても今後のF1ドライバーとしてのキャリアはなかなか厳しいでしょうし、当然病院側の宣伝にもならないはず(まぁF1で走れればその後の人生もまた違うのかもしれませんが)。
あまり大きな声では言えませんが、同じように手広く経営をされている病院理事長の息子さんが「歩く3億円」なんていわれていたりする場合もあるのですが、それも資産の話であって毎年のように自由に使える額ではないわけです(笑)
しかも、その方自身も頭の切れるお医者さんで行く行くは親の後を継いで…といった環境にあるからこそ、そんな言われ方をされているようですし。
そういった話を聞くと、いくらなんでも…と思うのですけどね。
親からの支援は受けているとしても、それだけでその額が用意できるのかどうか。
それと気になるは、それだけの資金的なバックアップがありながらも、あまりシーズンオフのストーブリーグではフルタイムのドライバー候補として名前があがってこないことですね。
それだけ流動的なお金ということなのでしょうか。
まぁ、今までの日本人ドライバーにも資金源の良く分からないF1ドライバーはいましたし、左近も分類わけするとすればそういったタイプのドライバーということでしょうか。
しかし、それでもしっかりとコースで見せてさえくれれば、日本人ドライバーの評価も上がるはずですし、この先どうなるかはわかりませんけど、チャンスがあればまた頑張ってほしいと思います。