小林可夢偉のチームメイト、ペドロ・デラ・ロサで決定

 ここ数日の報道ではフィジケラの起用が決定的といわれていたザウバー
 その後、ペーター・ザウバー本人が未定であるという発言をしていたわけですが、最終的にペドロ・デラ・ロサを起用することを発表しました。
 デラ・ロサはバトンの発言により、マクラーレンの新車のロールアウトを担当すると言われていたわけですが、これでそちらの話はなくなったということでしょうか。
 

 ペドロ・デラ・ロサは95年全日本F3のチャンピオン。
 97年にはフォーミュラ・ニッポンのチャンピオンに輝き、99年アロウズからF1デビュー。
 この時のチームメイトが高木虎之介と、日本にもなじみの深いドライバーでした。
 その後ジャガーを経て、マクラーレンのテストドライバーへ。
 それまでのF1での成績はそこまで目立つモノではありませんでしたが、06年ファン・パブロ・モントーヤがシーズン途中にNASCARに移籍。
 代役としてマクラーレンで復帰を果たし、2位表彰台にも輝いています。
 今回はそれ以来のF1復帰となります。


 今オフにはスポンサー獲得も期待されてスペイン系チームのカンポスに移籍するのではないかといわれていましたが、最終的にそちらはとん挫しました。
 今回のザウバー移籍もスポンサーの関係が多少はあったのかもしれませんね。



 個人的にはデビュー当時の佐藤琢磨ジョーダンで対決したフィジケラに対して(正直、厳しい戦いでした)、小林可夢偉がどれだけ戦えるのかというところが見たかったんですけどね。
 しかし、まさか虎之介と戦ったデラ・ロサになるとは…(笑)


 デラ・ロサには失礼ですけど実戦からは遠のいていますし年齢も38歳ということで、可夢偉としては賞賛のある相手なのかなぁとも思います。
 まずはテストでチーム内での主導権をある程度とりたいところですね。
 可夢偉はそういったタイプではないように見えますけど、頑張ってほしいところです。
(逆に琢磨はチーム内でリーダーシップを取れるタイプだと思うので、そこが個人的には期待をしてしまうところなんですけどね。無論、可夢偉のようなタイプも嫌いではないですけど。)