バトン、マクラーレンと正式に契約

 これほどまで関係者に「むりすんな!」「やめとけ!」と言われる移籍も珍しい…(笑)
 ということで、正式にバトンとマクラーレンの契約が成立したようです。


 周りが反対した理由は複数あるでしょうね。
 1つは慣れたメルセデスGPなら、それなりにチームメイトとも優位に戦えること。
 もう1つはメルセデスが買収したことで、チームがより強力なサポートを受けられること。
 最後にマクラーレンには現在のF1ドライバーでも有数の実力者であり、今年1年でますます成長したように見えるハミルトンがいること。
 ハミルトンとバトンは同じイギリス人ドライバーで、比較されるのは必須(F1の本場であるイギリスのマスコミは厳しいですしねぇ)。
 当然ハミルトンはマクラーレンに慣れているし、ここでもしバトンが惨敗でもしたら昨年のチャンピオンの名に傷が付いてしまう…と。


 メルセデスGPとは金銭的な問題でうまくいかなかったとの話です。
 当然メルセデス側がドイツ人ドライバーを望んだということもあるでしょうし、それで年俸が上がらなかったのかなという推測もできます。
 しかし、バトンは以前にもBARホンダとウィリアムズとの契約で問題を起こしていますし、代理人に問題があるのかなぁとも思います。
 バトン目線で見ると金銭的な問題以外では、是が非でもメルセデスに残るべきだったと思いますしね。



 一方、マクラーレン復帰を目指していたライコネンは1年の休暇を取るそうです。
 あれだけの個性あるドライバーがF1を離れると言うのは残念ですけど、フェラーリなどではモチベーションが下がっていた時期もあったと思うので、仕方ないのかなぁとも。
 下位チームではモチベーションを保てない上、リーダーシップをとってチーム全体を盛り上げるような選手でもないと思いますしね。
 果たして1年後帰って来れるような上位シートが空いているのか。
 本人のモチベーションも含めて、気になるところですね。