東京V、予算管理団体の状態は継続


東京Vは新経営陣による運営が認められた。鬼武チェアマンは「11日に東京Vから提出されたスポンサーリストを精査した上で、2010年もJ2で戦うことを承認しました」と語った。5億4000万円のスポンサー料を確定できなければ退会という条件を付けていたが「それを超えるスポンサー料を達成した。支払い時期など条件も確認した」。ただ、「これで盤石かというと必ずしも、そうではない。今後もイバラの道は続くはず。乗り越えるハードルは高く、多い」と、今後への懸念も付け加えた。
Jリーグが、クラブの経営状況などをチェックする予算管理団体の状態は継続し、経営について指導、助言をしていく。スポンサー料は確定したものの、羽生事務局長は「キャッシュフローに懸念がある」と説明した。通常はJから融資を受けたクラブに対する処置だが、鬼武チェアマンは「日本テレビが撤退しゼロの状態になるため、チェックや助言が必要」と語った。(日刊
 大分の場合は、Jリーグの融資の仕方ばかり話題になっている気もしますが、融資の前に問題があったと思っています。
 その額が異常であることは言うまでもないですけど、報道などを聞くと経営のやり方にも問題があったのかなと。



午後1時から大分市にある大分フットボールクラブ本社で開催された取締役会には、溝畑社長をはじめとする常勤役員4人と、一般企業からの非常勤役員5人が集まりました。
関係者によると、取締役会の冒頭で、溝畑社長は涙を流しながら何もしゃべらない場面があったということです。
今回の資金難についてはこれまで報告されておらず、チームの資金繰りやJリーグからの融資について役員のほとんどは今回初めて聞いたということです。(OAB
 こうなってくると、Jリーグが監査の目を厳しくしなければいけないのか…。
 しかし、それは逆にいえば、多くのチームがJリーグに「見張られる」と言うことになります。
 フランスリーグは財政面での監査が厳しいことで有名ですが、その結果グルノーブルはなかなか1部昇格が決まらず祖母井さんも困っていたようですし、Jリーグでそれをやろうとしても反発は多いんじゃないでしょうか。


 加えて数字だけで判断すると言うのは難しく、監査する方も大変になるでしょうね。
 例えば累積赤字を持つクラブはJリーグから追い出す…とかすると、ほとんどのクラブがいなくなってしまいます(笑)
 赤字を出しているクラブでも親会社が大きければ補填でやっていけるのが現状ですし、逆に親会社がいないからといって監査を厳しくすると言うのもどうなのかなぁと思います。
 親会社のいるクラブだって、親会社が急に経営方針を変えればどうなるかわからないわけですし。



 本来ならばクラブはリーグから独立して、独自で頑張っていくものだと思いますし、今後の大分、東京Vに厳しい監査の目が向けられるのは当然ですが、問題は次にそういったチームを作らないためにどうしていくか…ですね。 
 不景気もあって、簡単なことではないと思います。
(逆にいえばジェフなんかは経営では安定している方なのだから、チャンスでもあるはずなんですけどね。)