ブラジルGP、みどころ
鈴鹿が終わり、残り2レース。
今週末にはブラジル、そして最終節は初開催で未知数となるアブダビが待っています。
注目はやはりドライバーズチャンピオンシップ。
現時点でバトン85、バリチェロ71、ベッテル69と続きます。
ランキングではバリチェロが上に来ますが、バトンのライバルはチームメイトではなく、他チームのベッテルでしょう。
ベッテルがチャンピオンシップに残るためには、最低でもブラジルで2位以上となり、バトンの結果待ちという非常に厳しい状況にあります。
しかし、ここ数レースのバトンは安定してポイントこそ稼いでいるものの、いいパフォーマンスとは言えず、バリチェロの後方を走っていることも増えています。
これがチャンピオンシップを考えた安全策なのか、メンタル的な問題なのかはわかりませんけれども、メディアの中には「こんなドライバーがチャンピオンでいいのか?」といった声すら出ています。
(個人的には、結構シーズン途中に波の出るドライバーだとも思いますけど…。)
一方のベッテルは鈴鹿でも優勝をするなど好調です。
ポイント差は厳しく残りエンジンも少ない状況になっていますが、プレッシャーは少ないでしょうし、ともかく優勝を目指していい走りを見せるだけといった状態ですね。
他方で、開催地インテルラゴスはKERS勢に有利なレイアウトなのではないかと言われています。
カーブの緩い最終コーナーから一気にKERSで加速して、ホームストレートでタイムを貸せぐ。
そうなってくると復活の兆しを見せるマクラーレンあたりが、チャンピオンシップのカギを握るのかもしれません。
ベッテルが逆転でチャンピオンになるためにはともかく残り2戦で優勝を目指さなければ行けないわけで、優勝争いにハミルトンあたりが絡んでくると厄介なのではないでしょうか。
個人的には最終節まで競り合ってほしいところですが、ともかくいいレースを見せてほしいと思います。