ブラウンGPの活躍は鈴木亜久里のおかげ
Telegraph.co.ukでデビット・クルサード、エディ・ジョーダン、クリスチャン・ホーナーが対談を行っている記事があるのですが、その中でジョーダンがこんなことを。
訳すと「ブラウンGPが首位に立っているのは、本当にラッキーだと思う。ホンダ(チームを解散し事実上1億ドルをブラウンに供給した)だけでなく、基礎的なエアロダイナミクスを作り上げた鈴木亜久里のおかげである」って感じでしょうか。
EJ: I think they got really lucky in the first place. Not just with Honda [who effectively gave Brawn $100m rather than close down the team] but also Aguri Suzuki, who basically built the aerodynamics.(Telegraph.co.uk)
鈴木亜久里というか、スーパーアグリのことですね。
スーパーアグリがシーズン途中で資金繰りが厳しくなり参戦できなくなった時は(ホンダ内部の反発も多かったといわれているが)「ホンダが自身にメリットのないチームへのサポートを強めなかったのは当然のこと」みたいな論調が多かったですけど、ジョーダンに言わせればスーパーアグリの努力はその後のホンダチーム(現ブラウンGP)にとって非常に大きなメリットをもたらしたという話しですね。
実際、あの頃のホンダはマシンがぼろぼろで、実質的なセカンドチームであるスーパーアグリに先を越されることが多かったですからね。
ホンダがスーパーアグリのデータを基本にマシン作りをしていった可能性は高いのかもしれません。
まぁ、ジョーダンだからこそ言える話なのかもしれませんけどね(笑)
でも、スーパーアグリを応援していたものにとって、あのチームの努力が無駄ではなかったというような評価をされることは、とても嬉しいことだと思います。
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