伊藤翔、冬に千葉へレンタル移籍の話しがあった


しかし、昨シーズン後半にはリザーブの試合にも名を連ねず、トップチームでの試合数はゼロ。冬にはジェフ千葉への期限付き移籍の話もあったが、この話は結局流れていた。
(中略)
ところでわたしは昨シーズン、伊藤がチャンスを得られないでいた時に、実戦経験を積み、実力を披露するために、他クラブに期限付き移籍してもいいのでは、と思っていたことがある。アーセン・ベンゲルに見初められたという才能(伊藤はアーセナルのトライアルで認められ、ベンゲルは獲得を希望したが、高校生だった彼が代表出場数のノルマを課すイングランドの規定を満たしていなかったために労働許可証が降りなかったと伝えられる)を埋もれさせないためにも、人目につくところに出た方がいいという気がしたのだ。実際、彼にはここ2年、千葉のほか、フランスやほかの欧州リーグのクラブからもいくつか期限付き移籍のオファーがあったそうだが、本人がグルノーブルでやり続けることを望んだために話は流れていた。
グルノーブルでゼネラルディレクターを務める祖母井秀隆氏は「わたしは、若い選手はプレーできるところにどんどん出た方がいいと思ったので、期限付き移籍のオファーが来たときには彼に話しました。でも彼自身がここに残ることを望んだ。それだけこのクラブを愛してくれているというのはありがたいことです」と言う。(スポナビ
 かなり詳しく書かれているレポートですので、実際にジェフへのレンタル移籍の話しはあったんじゃないかと思います。
 思い起こせばこの冬はセンターFWタイプが不足し、我那覇や大島獲得の報道もありました。
 伊藤翔も確固たるセンターFWタイプではなかったですが、高さもありオールマイティにプレーできるFWでした。
 しっかりと育てていけば、センターでもプレーできるFWではないかと思います。
 そういったFWはジェフにはあまりいませんし、ジェフ移籍も面白いのではないかと報道があった頃から思っていたのですが、本人の意思は固かったようですね。
 

 しかし、レンタルというのはジェフにとってどうなのか、というのは微妙なところですね…。
 せっかく育てても戻されてしまったら困りますし、本人の海外への意識も強いようですし。
 もし海外クラブから若い日本人をレンタルするという形になっていたら、なかなか珍しいケースだったのかもしれませんね。