神戸戦、両チームのボランチの動きが鍵になる

 さて、明日は神戸戦。
 ここまでの数ヶ月、攻守においてハードワークをこなし、中盤で頑張ってくれていた下村が出場停止。
 しかも、肉離れを起こしてしまい、長期離脱の可能性もあるとのこと。


 好調だっただけに非常に残念です。
 ここ数試合の工藤の活躍も、下村が主に守備面でサポートしてくれてている部分が大きいと思っていただけに…。



 明日の試合では、(怪我人の回復具合がわかりませんが)アレックス、中後あたりが復帰できるのであれば、そのまま下村の位置に入る可能性もあるかもしれませんね。
 もし、アレックスか中後が復帰できないとなれば、中盤の人数も不足がちになりますし坂本と工藤でダブルボランチを組むことになるかなと思います。
 坂本は大分戦で4-1-4-1のアンカー役を見事にこなしてくれていましたし。


 しかし、もしダブルボランチとなれば、アンカーとはまた違うタスクが求められると思います。
 大分戦で坂本は守備重視で攻撃面ではそこまで役割は多くなかったと思います。
 その背景には坂本が中盤の守備を頑張っていたおかげで、工藤と下村が攻撃面に専念できたところがあるからだと思うのですが、ダブルボランチとなると2人で中盤のバランスを考えながらプレーしなければなりません。
 よって、ダブルボランチの一角が坂本になるのであれば、坂本ももう少し攻撃面での仕事が増えてくるんじゃないでしょうか。


 …とはいっても、大分戦での坂本も、無難にパス回しには参加していましたけどね。
 そういったプレーが地味ではありましたけれど、ビルドアップで大いに効いてくるんだと思いますが。
 けれども、ダブルボランチになるのであれば、もっと前を向いてのプレーを求められるのではないかと思います。
 それはそれで、見る側にとっては面白いポイントになるのではないでしょうか。





 対する神戸は、新監督になって試行錯誤をしている段階のようです。
 順位も15位に下がってしまい、ジェフ戦では大きな変化がある可能性があるようですね。


 具体的には宮本を最終ラインから外し、ボランチで起用するというもの。
 神戸は監督が代わって1試合目だった前節FC東京戦で、ブラジル人選手のMFアラン・バイーアをベンチに、開幕からなかなか調子の上がってこないFWマウセウをベンチ外にしてきました。
 また金南一も負傷中。
 ボランチは手薄な状況ですし、経験豊富な宮本を一列前に上げるのは十分考えられる策ではないかと思います。



 そうなってくると、両チーム共に中盤は今までと違ったメンツになる可能性が高くなってきました。
 その代わったメンバーでどれだけ今まで通り戦えるか。
 あるいは、逆にいい部分が見えてくるのか。
 そこが明日で鍵を握る可能性のあるポイントなのではないか…と思います。