ミラー監督「ピッチで100%出さなければならない」


アレックス・ミラー監督
「今日の試合は両チームにとって重要な試合でした。ジェフは前節大宮戦でいい試合ができなかった。主導権を握れる試合でゴールを決められず、大宮に主導権を握られてしまった。個人のパフォーマンスもチームにレベルも低かったと思う。それに対して、今週は練習の中でハードワークで準備して、個人とチームのレベルをよく上げてこれた。ジェフはいまいるメンバーで戦っていくことが重要で、きょうのMFのメンバーたちは中盤をコントロールできたと思う。ボールを支配して、ハードワークで相手のボールも奪うこともできていた。
(中略)
サッカー選手はピッチで100%出さなければならない。プロに値するプレーをピッチでしなければならない。次の週末の試合に向けて、集中して何が必要で、どういった準備をしなければならないかを考えなければいけない。」(ジェフ公式サイト
 ミラー監督は練習でしっかりコンディションを上げ、ハードワークが出来たこと。
 そして、次節に向けてもきちんとした準備をする必要があること。
 この2つを上げていますね。


 この試合ではコンディションで相手を上回り、運動量で勝ったところが大きなポイントだったと思うので、次の試合でもハードワーク出来るかどうか。
 連続してコンディションを維持できるかどうかが、非常に重要になってきますね。


 大分には勝てましたけど正直大分はそこまで状況も良くなかったですし、これに満足することなく、コンスタントにいい試合が出来るようにしていきたいところだと思います。



 その大分に関してですが…。 


後がなくなった大分は、サイドからのクロスとロングフィードからの速攻で攻撃的な姿勢を示したもののゴールは遠かった。「後半はうちの攻撃の時間は長かったが、守備を固めた千葉に効果的な攻撃ができなかった」とシャムスカ監督は話したが、流れを変えるような選手交代もなければ、単調な攻撃を繰り返し、あまりに無策であった。迷走を続ける大分は、シーズンの折り返しを目前に早くも窮地に立たされた。(J's GOAL
 確かにパワープレーは効果的ではなかったのかもしれませんね。
 単調な攻撃…サイドアタックに関しては、そこまで悪いとは思いませんけど。
 サイドはジェフの弱点でもあって、失点した場面もサイドから崩された形でしたし。
 パワープレーよりもサイド攻撃を続けられた方が、ジェフとしては怖かったかもしれません。
 ただ、サイドの奥までボールを持っていけても、そこからのアイディアが不足がちだったように思います。
 けれど、それは監督の問題ではないでしょう。
 どちらかといえばそこまでいけば、選手個々の問題なのかなぁと。



 しかし、この試合で見る限りそういった戦術以前の問題で、「選手達が動けていない」という印象が強かったですね。
 ミラー監督の言葉を拝借すれば、100%を出し切れていない…と。


 それが開幕前からコンディション調整に失敗したせいなのか、怪我明けの選手が多いのか、プレッシャーの問題なのか、その他の問題なのか私にはわかりませんけど、やはりそこがダメだとどうにもならないのかなぁと。
 これは現在のジェフも一緒で、大宮戦ではそのコンディションの面がボロボロだったわけですからね。


 改めでコンディションの重要性を感じた試合でした。
 ジェフと大分のコンディションを比べても。
 前節のジェフと今回のジェフのコンディションを比べても。
 コンディションだけで、大きく試合の出来が変わってしまうということですね。
 そういえば06年のジェフも、代表に大量招集されて、毎試合コンディションがボロボロで苦労しましたしね…。