モズレー降ろし成功で分裂回避

 ということで、やめるやめる詐欺に続き分裂しちゃうぞ詐欺も無事終了いたしました。
 ポイントとなったのはマックス・モズレーの次期選挙不出馬。
 これによって、FOTA側は納得したということだそうです。
 


 ゴシップネタにまで登場し、批判ばかりが集まっていたマックス・モズレー
 そのような人間がF1のトップにいることを、社会からの目線も気にするメーカー側が許せなかったということなんでしょうか?
 しかし、F1チーム内にもそういったイメージの良くない人物はたくさんいるはずだし、次の会長も誰になるかはわかりませんけどF1界の重鎮にクリーンなイメージを求めるのはほぼ不可能に近いことだと思うんですけどね…。
(あれか、フェラーリマクラーレンはあえて騒ぎを大きくして、自チームの不振から目をそらしたかった?それが目的なら大成功ですけどね。)


 あるいは、モズレーの交渉の仕方に問題があったんでしょうか。
 しかし、どんなカテゴリーを作ったところで、多額の資金が動けば自分達のことばかりを考えている人たちは(チーム内にも運営側にも)出てくるんでしょうから、大なり小なりの問題は出てくると思うのですけど。
 また、現状をまとめられなかった責任は大きいのかもしれませんが、まとめられる側にも問題はあるようにも思います。


 なお、今回の件に関しては川喜多さんがまとまった文章を書かれていますね。



 ともかく、最終的にはF1全体にとって「いいこと」とはなんなのか。
 そこが一番のポイントだと思うのですが、それをメーカー側もFIA側ももっと考えて欲しいなぁと今回改めて感じたのでした。