Jシーズン中の移籍は1か月だけ


国際サッカー連盟(FIFA)の規約に倣い、今オフからJリーグ独自の移籍金が撤廃される規約改定の作業部会が15日、東京・文京区本郷のJFAハウスで行われ、シーズン中の移籍期間は1か月間だけに制限される方針が固まった。
Jリーグでは、今季までシーズンの4分の3(今年の場合は8月28日)を過ぎるまで常に移籍が可能だったが、来季から移籍可能な登録期間に関する規約もFIFA規約に倣い、シーズンとシーズンの間の最大12週間と、シーズン中の最大4週間の2回に制限される。(報知
 記事にもしっかりと書かれているように、これが世界基準では普通ですからね。
 世界の基準にあわせるということになれば、これも当然の成り行きなのでしょう。
 イ・グノあたりは移籍先が見付からず浪人状態になりかけたところで移籍期間の長いJリーグに加入するしかなかったという経緯があり、ジェフも昨年は緊急補強に頼ったところがあるわけですけど、そういったことはもう出来なくなるということですね。


 「移籍市場が活性化すればJリーグのレベルも上がる」と言い切れるのかどうか、まだわからない部分もあると私は思っているのですが、移籍のフォーマットを世界基準にすればイ・グノのような(言い方は悪いかもしれないですけど)おこぼれ的な移籍も少なくなるでしょう。
 そうなると、Jリーグ全体のレベルも上がりにくくなるのかもしれない。
 リーグのレベルを上げるためには、いい選手を多く集めることが一番手っ取り早いわけですからね。


 これは秋春開催も同じで「欧州のマーケットに合わせれば欧州の有力選手が獲得しやすくなりリーグ全体のレベルも上がる」…なんていう意見が一般的になってしまっていますけど、果たして本当にそうなのかどうか。
 西欧のクラブとタイマンで有力選手を取り合ったって、勝てるわけはないと思うのですが…。
 まぁ、ともかく移籍のフォーマットが大きく変わるここ1,2年で、各クラブのGMの手腕が大きく問われることになるのは、確かなんじゃないでしょうか。



 明日の更新はお休みです。