犬の生活「勝っても負けてもしんどい」


中盤中央が3対3なのは同じだが、少し守備寄りにシフトしたようだ。千葉はしっかり守ってカウンターを仕掛けていたが、残り15分ぐらいから押し込まれっぱなしになる。広島はストヤノフも前に出てきて、しきりにミドルシュートとラストパスを狙った。千葉にとって、ストヤノフの攻撃は脅威だったかもしれないが、一発を狙い過ぎるのでかえって助かったかもしれない。もっとも、どれかが点につながっていれば「さすがストヤノフ」ということになったのだろうが。
(中略)
昔、『巨人の星』という人気漫画がありまして、テレビ放映も絶大な人気を博していたのですが、その主題歌に「思いこんだら試練の道を」というフレーズがありました。で、それを「重いコンダラ」だと勘違いしている人がいたとか。主題歌の、ちょうどそのフレーズのところの画面で、主人公が重そうなローラーか何かを引っ張って鍛えている。それで、その重そうなのが「コンダラ」だと思ってしまったらしい。何でこんな愚にもつかないことを思い出したかというと、千葉のゲームはいつも「コンダラ」を引っ張っているように感じるからです。
勝っても負けてもしんどい。どうも今季の千葉は「コンダラ」から逃れられそうもありません。でも、これをやり通せば、間違いなくタフにはなれそうです。(スポナビ
 先日も言いましたけど、現状を考えると攻め込まれる時間帯があるのは仕方がないのでしょう。
 見ている方もしんどいのだから、やっている方はもっとしんどいのでしょうが、問題はそのしんどい時間帯をしっかり踏ん張りきれることが出来るかどうか。


 「これをやり通せば、間違いなくタフにはなれそう」なのかどうかは私にはわからないですけど、もともと“堅守のメンタリティ”を持っているチームではないと思っていますので、今のサッカーで結果を残していくためにはどうにかしてそれを身に付けなければいけないと厳しい思います。
 それが「タフになる」ということなのかもしれませんけれども、このまま場数をこなしていくだけで上手く染み付いていくのかどうか。
 そして、いつタフになれるのかというところが、今期のジェフを占なう上で非常に重要なポイントになるのかなぁと。


 特に広島戦の終盤はラインを押し上げていた時間帯もありましたしその時間帯はいい出来だったと思うのですが、もし広島が万全だったらもう少し危ないシーンも増えていたんじゃないかと思います。
 そういう意味で、全体をとうして考えるとまだまだ満足できる守備だったとは言いがたいと思いますし、J1に残留するためにはもう1歩レベルアップした守備を作り上げていかなければいけないんじゃないかと思います。