ヒデ凱旋試合 一時は中止の危機

 ちょっと長く引用させていただきます。
 記事を消されちゃうかもしれませんしね。


主催のための事務手続きを行った県協会の渡辺玉彦専務理事は「とにかく時間がなかった」と振り返る。
関係者によると、日本協会は当初、Jリーグ中に収益を伴う試合の開催に難色を示した。
3月初旬には開催が危ぶまれ、関係者によると、県協会会長の宮島雅展・甲府市長は、中止になった場合の謝罪会見まで覚悟していたという。
不安視されたのは、Jリーグ期間中であること。中田さんは昨年6月、横浜市で「世界選抜」との親善試合に出場している。主管として運営にあたった神奈川県協会の関係者は「ウチとしてはJ1の試合が休みだったから実現できた。そうでなければ許可が下りなかっただろう」と振り返る。
山梨県協会の幹部も「Jリーグをやってる脇で人気のOB選手が金を取って試合をするんだから(日本協会が)いい顔をするはずがない」と明かす。別の幹部は「中田さん側がやらないといけない調整も県協会がやった」と不満を漏らす。
結局、渡辺専務理事が日本協会本部に何度も出向いて直談判し、3月中旬にようやく開催許可が下りた。県協会幹部は「日本協会が県協会の顔を立ててくれたのではないか」と推し量る。
対戦相手選びも難航した。VFは当初、リーグ中を理由に選手派遣に否定的で、高校生チームや国体選抜とする案が浮上した。最終的に、「チームの営業に重要」(VF関係者)との判断が下された模様だ。
親善試合前日の11日の草津戦で、VFの安間貴義監督は「次の日の試合に注目が集まり、選手も集中が難しい状態だった」とリーグ戦への影響を否定しなかった。VF関係者は「リーグ戦のある中、ほかの対応もしないといけないのは選手もスタッフも厳しい」と漏らしていた。中田さんは11日の記者会見でこのことを聞かれると、「ヴァンフォーレの試合と重ならないように日程や時間をずらした。問題はないと考えています」と強調した。(読売
 正直、私も初めは「なぜこの時期に」と思いました。
 オフシーズンやJリーグ開催日以外の日だったのならともかく、リーグ戦のある日にですからね。
 まぁ、それでも観客は大勢入ったしマスコミも注目していたわけだから一定の評価は下されるのかなぁと思っていたのですが、やっぱり裏では様々なゴタゴタがあったようですね。
 個人的には安間監督の「選手も集中が難しい状態だった」というところが特に気になりますが。


 これを聞くと、もう二度目はないのかなぁと思います。
 少なくとも同じような形では。



 そのあたりの現在、現役の“サッカー人”として頑張っている人たちへの配慮が欠けていると判断されてしまっては、いくら「サッカーのために」と言われても歓迎しにくい状況なのかなぁと思います。
 もちろん、どこまでが「配慮に欠ける」と判断されるかどうかは、難しいところだと思いますけどね。