今年オフは移籍金半分、来年オフには完全撤廃?


Jリーグ選手協会(JPFA)がJリーグに対し、移籍金撤廃を求めている問題について、今オフに関しては現行の移籍係数をほぼ半分とする折衷案がまとまったことが12日、分かった。JPFAは今オフからの撤廃を、Jリーグ、クラブ側は10年オフからを主張していたが両者が交渉し、今オフは約半分、10年に完全撤廃することで合意に達した。(報知
 移籍金撤廃の流れが仕方のないものだとするとしても、半分ってのはどうなんでしょ?
 例えば、今年のオフには半年、来年のオフには撤廃するということならば、来年にはどのチームも移籍金撤廃の準備が整う(複数年契約を結ぶとか)ということ?
 なら、1年待てばいいだけだと思うのですが。


 お金に余裕があるクラブは今オフが買いということになりますね。
 複数年契約を結んでいない選手を狙って補強すれば、安価でいい選手が買えるかもしれません。
 一方で、変われるクラブ側は早急に対策をしなければ。
 もっとも移籍金撤廃の噂は報道で騒がれる前から言われていて、ジェフも複数年契約の選手が増えています。
 もっと心配なのは、わかっていても複数年契約を結ぶことが出来ない小さなクラブですよね。
 特にJ2のクラブは厳しいんじゃないかと。
 J2のクラブは移籍係数で守られていたというところもあるわけですし。


 例えばブラジルとか欧州とか移籍が活発化している地域では、有望な若手選手に高額な契約を付けても、あとで違約金として元が取れる可能性があるのでしょうが、Jリーグは今のところそうではないわけで。
 そうなると、高額な契約をつけても元が取れるかどうかわからないから、難しいでしょうしね。
 それに何よりクラブにそういった元手がないでしょう。
 そして、元手がないまま無料同然で選手が引き抜かれていったら、また同じことが繰り返されてしまう…。
 そのあたりが心配ですね。