俊輔がセルティック残留の可能性を示唆?


国際サッカー連盟(FIFA)の公式ウェブサイトは19日、日本代表MF中村俊輔について、確実視されている古巣のJリーグ1部(J1)横浜への復帰を本人が迷っているとの記事を掲載した。日本が誇る司令塔の去就は、世界的にも関心が高いようだ。
中村は所属するセルティックスコットランド)との契約が今季限りで切れる。FIFAは、中村が最近のインタビューで「日本に戻るのは可能性の一つだが、決断を下す前にリーグ優勝に集中したい」と話したことを取り上げ、残留の可能性を示唆したとの見方をしている。
スポニチ
 この記事のコメント部分だけをみると、「残留の可能性を示唆」とはいえないような気がするんだけど…と思って原文を探して見ました。
 これかな

He told Celtic TV: "It is a possibility to go back to Japan at the end of the season. But for now I only want to concentrate on winning the title - before I decide what I will do."
 さすがにコメント部分はいじれないか(笑)
 文章の量もほとんど同じですね。
 ただ、Celtic TVということでセルティックファン向けのインタビューで応えたということ、それと「now」と言っているので「“今は”タイトル争いに集中したい」ってだけなのではないか、ということ。
 ようするに「シーズン終了後に日本に変える可能性はある。しかし、今はタイトル争いに集中してその後に決断したい」ってだけのことでは。
 これは日本への復帰どうこうとは関係なく、プロの選手として当然の受け答えではないかと思います。


 
 個人的にはJリーグを盛り上げるためにも帰ってきて欲しいと思っています。
 俊輔1人に頼るのはあれですが、やはりJリーグファン以外を新規ファンとして取り込むためには、俊輔のようなネームバリューのある選手がJリーグで活躍するというのが一番ではないかと。
 現在のJリーグはファンの固定化がより明確になってきてしまったといわれていますから、このままの状況が決していいことだとは思えない。
 国内でスター選手が出てくることがベストなんでしょうけれども、現実問題としてそれも厳しい。
 俊輔にしてもセルティックでは十分結果を残したわけだし、かといって他リーグへの移籍もあまり聞かれてこないし、それならば日本でやってくれないだろうか…という思いが今は強いです。
 もちろん本人の意思というのが重要ですけどね。


 ただ、日産の状況は決してよろしくないわけですから、どうか…というところですよね。
 カルロス・ゴーンはコストカッターといわれていますけど、俊輔を獲得する費用で(もちろん維持費も含めて)それ以上の収益が見込めるのであれば、例え金額が高かろうと投資は許すタイプだと思うので、どれだけのメリットがあるかがポイントになると思うのですが…。