千葉ダービーで五輪コーチ対決!


「ボールを取られたら切り替えろ!」。9日から16日まで鹿児島県霧島市で行われた2次キャンプ。ピッチには絶えず井原の声が飛んだ。フィジカルトレーニングが中心だったグアムキャンプから戦術中心となったこのキャンプ。激しいレギュラー争いも手伝って、日増しに緊張感が増した。井原の責任感も増幅された。
「テーマは自分で決める。教え方は彼に任せている」と高橋真一郎監督が言うだけに、井原も「最後に責任をとるのは監督。そんな中で任せてもらえることにやりがいと責任を感じる」と。(朝日
 この記事を読むまで忘れていたのですが、そういえば今年の千葉ダービー北京五輪代表コーチダービーでもあるんですね(笑)
 北京五輪代表のスタッフは、早々に反町監督が決まった後に井原コーチの就任も決定。
 井原コーチの就任はJFA主導で決まったといわれ、「川淵氏が次期フル代表の監督として育てたいんじゃないか」とかいろいろと憶測が流れていました。


 しかし、その後反町さんは新潟で共に戦い、ジェフでオシム監督とも一緒だった江尻さんをヘッドコーチとして任命。
 これにより井原コーチは対戦相手のスカウトなどがメインとなり、ベンチからも外れることが多くなりました。



 奇しくも2人は同い年。
 片や日本人歴代NO.1CBとも言われ最多CAP数を誇るアジアの壁、片や代表では無名レベルだった(と言っていいでしょう)ジェフ一筋のMF。
 しかし、今では共に将来の日本サッカーを担っていく若手コーチと言ってもいい存在なのでしょうから、この2人の“対決”も非常に楽しみです。


 そういえば、タイプ的にも冷静に見える井原さんと、激しく声を出して選手を鼓舞する江尻さんでは、対照的なのかなぁなんて思います。
 まぁ、あまり井原さんの指導姿を見てないので、どんなタイプの指導者なのかは詳しく知らないんですけどね(笑)



 でも、やっぱり自分のクラブから日本人コーチが育っていく姿を見ていくっていうのも、嬉しいですよね。
 そういう意味で、改めて江尻さんがジェフに帰ってきてくれたことに、感謝したいと思います。