青木孝太のブログが更新

 その孝太のブログが更新されています。


 昨年の孝太はかなり苦しいシーズンだったのではないでしょうか。
 思うに、ちょっと周りがチヤホヤしすぎたよな…と。



 野洲高校で選手権に出場し華々しい結果を残し、ジェフ入団当初から期待は実力をオーバーしたものだったと思います。
 1年目から「もっと孝太を使え」という声が多く、2年目アマル監督の下で出場機会が増えると「もっとスタメンで使え」となった。


 しかし、3年目に選手の大量流出で実際に主力組として抜擢されると、選手として大きな壁にぶつかってしまいます。
 今までは周りの主力選手がフォローしてくれていた部分も、自分がその主力選手となれば当然自分でこなさなければいけない。
 けれど、その部分に関してまだまだ孝太は実力不足の常態でした。
 確かにボールを持って前を向いた時には大きな魅力の出せる選手ではあるけど、そこまでに持っていける基礎的な部分の能力が明らかに不足していたわけです。
 けれど、ファンというのはついついその魅力の部分ばかりを見てしまう。
 その結果、期待と実力のギャップでき、若い選手達は悩んでしまいます。
 しかも、昨年の初頭はファンからの期待だけでなく、監督からも大きな期待をされていました。 
 しかし、シーズン中は自分も実力が出せずその監督も結果が出ずに解任されると、次期監督からはなかなかチャンスを与えてもらえませんでした。
(ちなみに07年は公式戦23試合3ゴール。結局08年は15試合無得点。)


 その影響もあって…ということではないのかもしれませんが、練習で見た時はかなり淡白なプレーが多かったように思います。
 たぶん精神的に悩んでしまっている部分があったんじゃないでしょうか。
 自分はこんなもんじゃないはずだ、サブチームなんかでプレーするレベルではないはずだ…と。




 若い選手には、つい伸びしろがあるからと言ってその分多めに期待してしまうものです。
 しかし、本当にその伸びしろ分、選手が成長するかどうかはわからないわけです。
 しかも、一度ピッチに入れば年齢は関係ないわけです。
 いくら将来性のある選手だからといっても数分間で一気に伸びるなんてことはありえないわけですしね。
(だから福元への“来期の”戦力としての評価も、慎重に行っているつもりなんですけどね。)




 ともかく、今年の孝太は正念場でしょう。
 今年ある程度活躍できなければ移籍…なんていう話しも出てきて当たり前だと思います。
 今年はゼロからのスタートだと思って、周りからの期待やアマル監督の頃の出場機会も一度忘れて、フレッシュな気持ちで頑張って欲しいと思います。
 カナダなどでの戦友であるユース代表のキャプテン福元も入ってくるわけですし、いい刺激を受けられるといいですね。