ジェフが我那覇獲得に動く


奇跡のJ1残留を決めた千葉が、川崎Fを退団する元日本代表FW我那覇和樹(28)の獲得に動いていることが16日、分かった。今季限りで退団するブラジル人FWレイナウド(29)に代わるFWとして移籍金ゼロで獲得が可能な我那覇をピックアップ。日本代表FW巻誠一郎(28)との“大型2トップ”で、来季の巻き返しを狙う。(スポニチ
 大島よりも足元の技術がしっかりしている選手で巻とはまた違ったタイプですから、個人的には我那覇の方がバリエーションを増やすという意味でも期待できるのではないかと思っています。
 しかも、代表でのサウジ戦では素晴らしいコンビネーションを見せ、可能性を感じさせてくれましたし。


 ただ、今のジェフが2トップをやるには、現戦力ではかなり厳しいと思うんですけどね。
 FWを1人削って中盤を1人増やした4-5-1ですら構成力が足りずパスがつなげられない試合ばかりだったし、押し上げが足りないこともあって中盤から前のプレスもかかっていない。
 これらの問題が解決できない限り、2トップなんて夢物語でしょう。
 そして、それらの問題を解決するには、それこそ現主力メンバーを超えるレベルの選手を5,6人でも獲ってこなければ厳しいでしょうが、さすがにそれは現実的ではないように思います。
 ロングボールに頼るサッカーならばできるかもしれませんけど、そのロングボールも誰が蹴れるのかって問題がありますしね。
 それにロングボールに頼ったカウンターサッカーなら、それこそブラジル人の外国人選手とかの方がいいんじゃないかと思いますし。
 しかもセンターに二人置いてサイドからクロスを送る展開をするにしても、貴重なクロッサー二人を放出してしましましたし…。


 まぁ、大島よりは我那覇の方が攻撃面では中盤を助けてくれるとは思いますけどね。
 でも、新居だってある程度は中盤を助けられたはずなんじゃないんですかね。
 我那覇や大島あたりが2トップありきの補強ならば、新居あたりはかなりのショックを受けるでしょうねぇ…。
 青木孝太もなぜ練習試合で1トップの練習をさせられたんだよってね…(笑)
 彼もまたセカンドストライカーでしょうし。



 もしも2トップが出来ないとなれば、我那覇も(あるいは巻も)宝の持ち腐れになる可能性もある。
 それを我那覇がどう考えるかでしょうね。
 ターンオーバーをやる上に巻は代表選出もあるだろうからちょくちょく試合に出れる可能性はあるけれど、このレベルの選手で年齢を考えれば当然スタメンを目差すべきでしょうし。
 

 それと、同じ28歳の代表クラスの選手が同じポジションを争うとなれば、ジェフの次世代の選手が出てきづらくなる可能性があるわけですが、それをフロントがどう考えているのか…。
 もちろんレイナウドの穴があるから、センターフォワードに誰かを補強しざるをえないのは確実なんですが、そのあたりが難しいと思うんですけどね。




 それよりも、中村北斗獲得の方が頑張らなければいけないポイントじゃないかと思うんですけどね。
 FC東京入り有力と出ていますが。
 平山と国見ライン復活?と書いてありますが、その前に同じ国見卒の徳永とポジション被っちゃうことの方が重要なのでは…。