この1週間でチームはどこまで変われたか
もう「大一番」だとか「運命の一戦」だとかいう類の言葉は、使い切ってしまいました。
現にそれらの試合は、もう既に終わってしまったのでしょう。
ここからの2試合は『追試』、あるいは『補欠選挙』的な意味合いのものだと思います。
ようするに、この2試合で結果が出させても、もう遅いのかもしれない。
あとは運を天に任せる。
サッカーの女神がどちらに微笑むのか…といった感じです。
それでもやるしかないんですけどね。
さて、その『追試』一試合目の相手は清水。
優勝も残留争いもない状況ですが、前節は浦和に勝っており、ホーム最終節。
相手が降格の危機にあろうとも、当然真剣に戦ってくるでしょうね…(笑)
現在の清水は岡崎、原、枝村の前3人がどんどん走りこみ、兵働と山本真希がそこにパスを送り込み、伊東がバランスを考えながらパスを散らすといったイメージです。
そうやって中央を攻めていって全体が中に入ってきたところで、サイドバックがタイミングよくオーバーラップしていく…と。
フェルナンジーニョがいなくなったことでやることが非常にシンプルになり、全体のバランスが綺麗に整理された印象を受けます。
ジェフとしてはまず前の3人に注意したいところですね。
勢いもあるし、ジェフのDF陣はスピードに難がある部分があります。
横浜FM戦でもボスナーがスカッとやられてしまったところがありますし、ドリブルや流動的な動きにも苦手な部分があるので気をつけないといけません。
しかし、守備よりも1番の問題は攻撃面でしょうね。
守備に関しても課題はたくさんありますけれど、何せこの試合は勝たなければいけない。
勝つためには点をとらなければいけないわけですからね。
ここ数試合、ドリブルメインのサッカーが相手に読まれてチャンスが作れない展開が続いていますので、それをどのように打開するかが重要だと思います。
試合を見る限り「このままいい」とはいえない状況のように感じますから、何らかの大きな変化が必要でしょう。
それをこの1週間の練習でどこまで作り上げることができたのか…。
これが今日の試合において、非常に大きなポイントだと思います。
ともかく勝たなければ。
勝ってもう1試合の『追試』を受けたいところです。
現地にはいけませんが、遠くから奇跡を信じて祈り続けたいと思います。