ブルデー「時期が来れば僕が決断を下さなくては」


「僕はプロのドライバーなので、ある時点で来年の仕事を確保する必要がある。その時期が来れば、僕が決断を下さなくてはならない」
「誰も十分な資金が用意できないのなら、フランツ(・トスト)の発言から考えて、僕がリストのナンバー1だろうね。チームのドライバーをふたりとも変えるのは難しいことだし、チームも間違いなくそういう方法はとりたがらないだろうからね」(F1-Gate
 ふむ。
 凄いアバウトな話しですが、アメリカで成功したドライバーがなかなかF1で成功しないのってこのあたりにあるのかなぁと。
 欧州だけの経験しかないドライバーって、最高峰といえばF1しかないわけで。
 もちろん欧州にもハコモノだとかル・マンシリーズもあるし、実際にF1よりもそっちにいって成功したドライバーも数多くいます(下位カテゴリでは佐藤琢磨に負かされた選手で、ハコモノに行って地位と名誉を勝ちとった選手だっていました)。
 けれど、最終的なピラミッドの頂点としてまずは第一にF1を目差すドライバーが多いはずです。


 しかし、アメリカで一度成功して地位も名誉もえると、他のものが見えてくる。
 どうも武藤英紀の話しを聞いていると、アメリカで成功するとあの国らしくかなりの富も獲られるようですし。


 そうなってくると、F1にそこまでこだわることもなくなるんだろうか…と。
 それがドライバーとしての油断を生むとかそういうのではなく、単純にシート争いでも淡白になりがちなのかなと。
 交渉事ですから「アメリカって選択肢もあるんだぜー」って言っておいた方がメリットがある場合もあるのかもしれませんが、基本的にF1チームの場合は出ていかれて困るということはほとんどないですしね。


 もちろんオーバルに慣れちゃうとあれだとか、アメリカに行ってると年齢がとか、F1はレベルが高いとか、チームが厳しすぎるとか…他にも色々要素はあるのでしょうが。



 まぁ、そんなことよりも、マーク・ウェバーが自転車のチャリティーレースに参加して右足を骨折したというニュースの方が気になります。
 命には別状がないそうなので良かったですが、来期にも影響があるのでは?という報道も一部ではされているようです。