犬飼会長、秋春制に反対クラブ社長は「素人」
またなんか言ってるみたいですね。
こりゃもう行くとこまで行かないと、収拾がつきませんな…。
素人はスタジアムに来るなということですね、わかります。
「(日本代表)岡田監督、(日本代表前監督)オシムさんとも話したが、サッカー関係者は、みんながシーズン移行をした方がいいと考えている。寒いから観客が来ないと考えるのはサッカーの素人。その素人が社長をしているクラブもあるから困る。暑い中より寒い中でプレーした方がサッカーの質は上がるから、工夫をすれば観客を呼び込むことはできる」(報知)
実際「開幕戦行くぞー」って言っても、ライトなジェフファンの友人なんかは「寒いからいいや」となることは結構あります。
「また暖かくなったらね」…と。
もちろん、ヘビーなサポーターからすればそういうことはないのですが、そういった人達はいつ何時だってきてくれる。
それこそ、雨が降ろうが槍が降ろうが、体調を崩そうが這ってでも行くわけです。
集客で一番考慮すべきなのは、むしろ犬飼会長の言う「素人」のほうでしょう。
浮動票ともいえる人達をどれだけスタジアムに呼び、最終的にサポーターに“進化”させるかどうかがポイントなはずです。
Jリーグのファンが固定化しちゃって、代表人気も落ち、そうでなくとも新規ファンの開拓が日本サッカー界全体において大きな課題となっている状況です。
それを打開することこそが今の日本サッカー界の大事な使命であり、素人だからといってその意見を聞かないというのはその使命から逆行しているとすらいえるのではないでしょうか。
車を売る時もこうだったんですかね。
「ミハエル・シューマッハーやトミ・マキネン(WRCでランエボを駆り4年連続チャンピオン)とも話したが、みんな00馬力以上のエンジンがいいと言っている。それ以下に乗ってるやつらは素人。」
…みたいな(笑)
もちろんプロの意見も重要でしょう。
オシム監督が秋春開催に積極的な意見を持っていたのも事実だと思います。
しかし、それと同時に様々な人の意見も重要で、プロの意見だけで全てが決まってはいけません。
そして、その全ての意見を取りまとめる役目なのが、本来は日本サッカー界のトップである会長の仕事なんじゃないんですかねぇ。