犬飼会長「選手は冬にやらせてくださいと言っている」

 …で、この人が一番のリーダー候補となるべき人なはずなんだけど。


Jリーグ専務理事への就任が決まった新潟・中野社長が「秋春シーズン制への移行には問題点が多い」と話したことを受け、日本協会の犬飼会長は対立姿勢を示した。「いつまで待てばいいという話。選手は“冬にやらせてください”と言っている。夏場はいいパフォーマンスができない」。今月中にもJリーグ将来構想委員会が開催されるが、10年から移行したいという考えは譲らない構えだ。 (スポニチ
 この発言もどうなんでしょ。
 自分の意見を言うところを、他人(選手)の言葉に頼るというところから、なんだか心配です。
 それを言うのであれば、欧州からJリーグにくる監督などは天皇杯に関して口々に「負けたらシーズン終了なんかおかしい。モチベーションが保てない」なんて言ってるし、夏に連戦を組むことに関しても批判しているわけだけれど、そっちに対しては棚上げになってますよね。
 

 「選手が言っている」ということより、具体的にどんな内容で建設的な意見だったのかが重要なわけだけど…。


先日、Jリーグ選手協会の会長を務める藤田俊哉選手(名古屋グランパス)、副会長の秋葉忠宏選手(ザスパ草津)、石川直宏選手(FC東京)、監事の高木義成選手(東京ヴェルディ)の4選手が、僕が会長に就任したということで訪ねてきてくれたんですが、彼らも秋〜春制を歓迎していました。
その理由は今挙げたように、ゲームの質の維持や落雷の危険回避に加え、家庭を持つ選手の多くが、子どもとの余暇や家族旅行ができないから、夏休みの間はオフにしてもらうのがありがたい、と言うんですね。代表に招集される選手は特に、一年中休暇が取れない状況にあるんです。(JFA
 これのことなら、ちょっと呆れるような内容です。
 じゃあ、この選手達はW杯を夏休みにやったとしても、家族サービスを望むわけですか、そうですか。
 それならもういっそ引退した方がいいんじゃないかと。


 それこそオシム監督にこんなこと言ったら、ぶち切れそうですけどね(笑)
 「選手達はもっとサッカーに真剣に望むべきだ」という話しをよくしていたわけですが。
 藤田のように高い給料を貰っている選手達ならそっちが優先になるのかもしれませんけど、そうじゃない選手達にとっては夏の書き入れ時に試合をして、クラブの収入を増やして年俸を上げてもらったほうがよっぽど嬉しいんじゃないかと思うのですが。


 それに実際問題、秋春開催に移行していつからシーズンをスタートしたって、夏休み中はもし試合がなくてもシーズン前の直前合宿を組むことになるんじゃないんですかねぇ。

 


 明日は更新お休み。
 月曜、火曜も不定期になるやも。