来期のJ1上位進出を夢見て…

△××△×○○△×△○○○○
 というのが、中断明け後のリーグ戦成績。
 監督交代後は良い内容の試合が続いていたけれど、ようやくここに来て結果の面で安定した成果が出てくるようになってきました。
 



 しかし、監督交代前に負った負債は大きく、未だに16位。
 入れ替え戦に出場しなければいけない順位であるということを、忘れてはいけませんね。
 まさに『勝って兜の緒を締めよ』。
 戦時中などによく使われていた言葉なのだけど、今のジェフはまさに戦争の如く1戦の敗北だけでも大きく運命が変わってしまう可能性があるわけで、最後まで気を抜かずに戦い続けなければいけません。




 今年のは残留争いは何度も言っているように接戦となっています。
9位  京都  勝点35
10位 新潟  勝点35
11位 横浜FM 勝点34
12位 神戸  勝点34
13位 柏   勝点33
14位 大宮  勝点32
15位 東京V  勝点31
16位 千葉  勝点30
(京都、柏、大宮は1試合未消化)


 こうした接戦が続けば、残留争いのボーダーが上がる可能性がある。
 上が団子常態だから「ターゲットが多くていい」とか「一気に順位が上がる可能性がある」と思ってしまうかもしれません。
 しかし、ジェフとしてはライバル数チームが勝点を食い合って結果的に残留争いの平均勝点を上げるよりも、磐田がズルズルと連敗して順位を下げたように上の団子常態から特定の1チームが一気に落ちてきてくれた方が楽な状況になります。
 どうせこの混戦では、順位なんてあまり関係ないわけですし。




 この4連勝の前に立てた今後の目標は、11試合で最低でも6勝4分か7勝1分くらい。
 もうそこから4戦で4勝できたので、残り7戦で2勝4分か3勝1分となります。


 4戦4勝から見れば楽にも見えるけれど、ここからはたぶん厳しいマークにあうんじゃないでしょうか。
 優勝争いだって混戦だから、捨て試合にするチームも少ないでしょうしね。


 それに上の勝敗勘定は、残留争いが勝点40の場合。
 それ以上に上がる可能性だってあるので、油断はできません。





 ともかく『勝って兜の緒を締めよ』。
 この4試合に勝てたのも、チームのお尻に火がついて集中力が高まった部分が少なからずあるのではないかと思います。
 ですから、その集中力をチーム全体で保つこと。
 それが一番の残留へのポイントだと思います。








 個人的にはジェフの来期の活躍を楽しみにしています。
 去年も好調だった6連勝した頃のジェフを1シーズン通して見てみたかったという思いがあったのですが、その後に監督も選手もいなくなってしまいましたしね…(6連勝した後は目的がなくなって選手達の集中力がガクッと落ちちゃったし)。
 

 ミラー監督も今のところ素晴らしい手腕を見せてくれていますが、落ち着いた指導が出来るようになったらどうなるのかな?というところも気になりますしね。
 普通なら良いほうに転ぶように思いますけど、逆に苦労しちゃう可能性だってあるかもしれないですし(笑)
 今の逆風がチームにとっては、いい方向に作用しているんじゃないかと思いますし。
(上位争いで厳しい状況になったらどんな采配を振るうのかを含めて、ミラー監督がどんな手腕を見せるのか非常に楽しみなところです。)


 でも、普通に考えれば監督も継続して選手も残ってくれれば、ある程度上積みが期待できるはずです。
 そこで監督の力量次第、引き出しの多さ次第といったところがもとめられるわけで、ぜひともそのあたりも来期J1を戦う中でじっくりと見ていきたいなぁと思うところです。




 広島はJ2に戦いながらも、来期はJ1の上位で戦うことをずっと目標にしてきたようですね。
 ジェフも同じように残留争いをしながら、来期の上位争いが出来るだけのチームじゃないかと期待しています。
 そのためにもまずは、J1残留をきっちりと決めなければいけませんね。