フロントとサポの信頼関係

 そのままのロゴデザインだと著作権の問題が発生してしまうけど、新規デザインにして著作権フリーにすればファンに配ることが出来るということ?
 なるほどー。
 もしそういった発想だったとしたら、良く考えましたねぇ。






 とか、冷静に考えてしまいましたが、こういったことでサポやファンに協力を仰ぐという姿勢はすごく画期的なことですよね。
 今までの「ファン無視」の姿勢から、いよいよ脱却してくれたとということですかね。


 でも、そういった見方だけではなくフロントがサポやファンを信頼できなければ、こうったことは出来なかったんじゃないかと思います。
 そういう意味では今年のサポーターの姿勢が、フロントの姿勢を動かしたってことでもあるんじゃないでしょうか。


 ようするに、「フロントがコッチに近づいて来てくれた」という側面も当然あるんだろうけど、逆に「サポ(ファン)がフロントに近づくことにも成功した」とも言えるのではないかと。
 その裏には様々な背景があって、例えば「社長が変わったからうまくいきだした」というかもしれないけれど、後任が古河系の人だったらサポはフロントに近づけなかっただろうし、JR側の人だとしてもジェフでの経験がなければここまでうまくいっていたとは限らない。
 まぁ、うまくいっていると結論を出すのはまだ早いような気もするけど。







 サポ主導の社長解任劇だったと思うのだけれど、今のところJR側の多大なる努力もあって成功した…ということになるのかもしれませんね。
 しかし、その代償も大きかったと思うのだけれど。


 昨年のチームへの批判も、フロントへの不満がチームにいってしまったところが少なからずあると思う。 
 それがチーム崩壊への一因になってしまったところもあるだろうし(もちろんそれだけのせいとは言わないけれど)、延いては今の残留争いに繋がっているとも言っていいのでしょう。


 この残留争いを乗り越えられれば万々歳!ということになるだろうけど、この壁は果てしなく高いですよ。
 本当に、奇跡でも起こすつもりじゃなければ。







 しかし、このタイミングでこういった企画をやったのはなかなかウマいですよね。
 このまま行けば、現実問題として降格の可能性が高い。
 そうなれば、フロント(チーム)への不満が発生する可能性が当然出てくる。
 ついでに新フロントは、不況やチーム低迷の折もあって、スポンサー集めや集客には大きく失敗している。


 ようするに『クリーンなイメージ』を作り出したことには成功しているけれど(とはいえ「古河以外ならOK!」という周りの意識が無条件でそういったイメージを作り出している気もするけど)、それ以外では今のところ目立った成功はしていないということになる。
 …というか、厳しい言い方をすれば失敗ばかり。


 そんな不満の積もりそうな状況下で、こういった「フロントによるサポ(ファン)への歩み寄り」の姿勢を見せる。
 そう考えると、うまいなぁと思います。




 いや、皮肉じゃなくてとてもいいことだと思いますよ。
 私は今のフロントに関しての評価は、まだどちらともいえないと思っています。
 クリーンなイメージという部分では大きく買いたいのですが、その分の代償が大きいのであればなんとも言いがたいものですね。
 もちろん評価できない一番の理由は、まだ新フロントになって時間が間もないというところにあるのですが。
(いや、私も今のところは悪くないと思うし、改革元年と言う事を差し引いて考えれば頑張ってくれているとは思いますが。)



 けれども、こうやってどんな形であれ、サポやファンの気持ちを離れないようにするという作戦は非常に重要だと思います。
 ジェフに限らず、サポやファンは一度不満を言い出すと、止まらなくなる傾向にある。
 それはフロントだけじゃなくチームに対しても。







 政治も同じじゃないですかね
 小泉元首相は人気だけなんて言われていたけれど、その人気(カリスマ性)こそが本当は一番重要だったのかもしれない。
 いくらいい政策を持っていたって、人気がなければ誰も聞く耳を持ってはくれないですからね。


 だから、このタイミングで一致団結しようという姿勢を見せるのは非常に重要なんじゃないでしょうか。
 もしそこまで考えてやったのなら、すごいことだなぁと思います
 ともかくこのまま一致団結して、残留を目差したいですね。







 ただ、期間を限定しているってところがちょっと気になるけどね…(笑)