残留するには05年ジェフ並の“勝点率”が必要

 さて、8月に入りリーグ戦が1週間空いたこともありますので、もう1度残留に向けて今後の勝点の見積もりを立ててみましょう。


 現在ジェフは3勝12敗4分で勝点13。
 残り試合は鹿島戦を入れて15試合です。
 そこで、過去3年間の下位4チームの勝点を見てみたいと思います。
 自動降格が2チームになりJ1の15位とJ2の3位が入れ替え戦を行うシステムになったのも、1シーズン制になったのも3年前の05年からですからね。


2007年
15位 大宮  勝点35
16位 広島  勝点32
17位 甲府  勝点27
18位 横浜FC 勝点16
2006年
15位 甲府  勝点42
16位 福岡  勝点27
17位 C大阪  勝点27
18位 京都  勝点22
2005年
15位 清水  勝点39
16位 柏   勝点35
17位 東京V  勝点30
18位 神戸  勝点21
 J1残留圏内となる15位のデータを見ると、過去3年での平均勝点は約38。
 しかも、今年のJリーグは全体的に見て混戦状況。
 ずば抜けたチームもまだいないし、とくに中位は混戦となっています。
 しかも、最下位のジェフとしては、ジェフが中位以上のチームを喰っていって(結果的に)今以上に混戦にしていかなければ残留はない。
 混戦となれば当然勝ち星の喰い合い増えて、残留のボーダーラインも上がってくると思われます。


 現状を考えると入れ替え戦も考えなければいけないと思うのですが、Jリーグでは入れ替え戦を導入して4年で、J1のチームがJ2に勝ったのは初年度の柏だけ。
 その後は、J1チームの3連敗と無残な結果になっています。
 …ブルブル。





 それを考えると、やはり目差すべきは15位でしょう。
 混戦にしなければいけないことを考えれば、勝点にして合計約40は欲しいところです。


 しかし、これをクリアするのはかなり厳しい。
 現在ジェフは勝点13で残り15試合ですから、1勝1敗1分(計5勝5敗5分)では届かない(勝点33)。
 1勝1敗ペース(計7勝7敗余り1)でも、場合によっては厳しいかもしれない(約勝点34)。
 2勝1敗ペース(計10勝5敗)でようやく安泰かなと思える数字です(勝点43)。


 15試合で勝点27を1試合平均で計算すると、“勝点率”にして1.8。
 最終節まで優勝争いがもつれ込んだ05年ジェフの“勝点率”が、なんと年間平均(16勝7敗11分勝点59)で1.74です(笑)
 あの年以上を目差さなければなりません。




 昨年のような奇跡の6連勝が出来れば一番ですけど、今の試合内容を見ていると現実的ではない。
 こつこつと勝点を拾っていくしかないのでしょう。
 

 というか、むしろ昨年の6連勝によって現在の厳しい状況でもどこかで「何とかなるんじゃないの?」と思っている選手や関係者がいたら、それこそ怖いことだなぁと思います。
 もう一度、気を引き締めないといけません。
 このままでは、本当に厳しい状況なんですからね。