五輪代表への参加をめぐって
五輪への有力選手の参加をめぐって様々な問題が出ています。
アルゼンチン代表に呼ばれたメッシの参加を所属チームのバルセロナが拒否。
その後バルサがスポーツ仲裁裁判所に提訴し、バルサが裁判に勝ったニュースは大きく報じられました。
しかし、これに対してアルゼンチン監督のセルヒオ・バチスタ氏は、バルサの意図は理解しているとした上で強行起用を示唆。
結局、条件付きでバルサ側が折れ、メッシは試合に出場となりました。
また、ブラジル代表選手の中にも五輪と所属クラブの間で揺れていた選手がいます。
これに関しても…。
クラブ側が折れる形に。
ドイツのベルダー・ブレーメンとシャルケ04は、それぞれのクラブに所属するブラジル人選手ジエゴとラフィーニャの北京五輪出場を原則許可することを明らかにしたが、その条件として、両選手が大会中に負傷した場合、ブラジル代表がクラブに対して相応の補償をすることを要球した。
CAS(スポーツ仲裁裁判所)は6日、23歳以下の選手について、FIFA(国際サッカー連盟)がクラブに五輪出場を強制することはできないとの判決を下したが、これを受けて両クラブは同日、共同で声明を発表した。ブレーメンのマネージャー、クラウス・アフロスは両クラブを代表して「(ブラジル代表が)もし、われわれの求める条件を受け入れるなら、(ディエゴとラフィーニャは)五輪代表のためにプレーすることができる」と述べた。(スポナビ)
たぶんアルゼンチン人選手にせよブラジル人選手にせよ、例え五輪代表とはいえ自国の代表チームでプレーすることは、大きな誇りであるということなのではないでしょうか。
欧州サッカー界では五輪は大きなイベントとして評価されていないので、それが欧州クラブとの大きな溝を作ってしまったのではないかと。
日本はだいたいその間か、欧州に近い感覚になってきたということですかね。
しかし、日程や選手枠の問題も含めて、そろそろこのあたりを変えていく必要性が出てきたのではないかと思いますが、どうなんでしょう?
スポーツ仲裁裁判所でクラブ有利の結果が出た段階では、「こりゃあ本格的に五輪周りが変わっていくのかな?」と思ったのですが、結局強行出場ですからね(笑)
まぁ、もしかしたらバルサ側としては初めからメッシが出場することはある程度諦めていて、見返り欲しさに提訴したのかもしれませんが…。