五輪代表選手選考に対する黒田和生氏の感想

 非公開練習が多いせいか日本サッカー界においての五輪の注目度が下がっているせいか(それはそれで仕方がないと思うけど)、あまり五輪代表をしっかり追跡しているマスコミがいないのですが、ここなんかどうでしょう。
 ストライカーDXの読んでいて非常に不快な思いばかり残るネガティブ対談には正直うんざりしているのですが、やっぱりユース年代には強い雑誌なのでチェックは欠かせないんですよね。
 

 個人的に面白かったのが、元滝川第二高校の監督として有名な黒田和生さんへのインタビュー。
 岡崎が黒田氏の教え子だったそうで…。


清水「岡崎のムードメーカーっぷりについては、よく報じられてますよね。反町康治監督も、そういうことを考えてメンバーに残したんですかね?」
黒田「そうだとしたらうれしいですよね。というか、いい例になりそうな気がするね。ただうまい選手だけを18人そろえたわけじゃない。反町監督も選んだ条件を10個ほど挙げていたけど、いい視点で選んでいると思った。若いチームを育てるには勉強になるよね。こういう基準でやっていくよっていう、いい情報になったと思うよ。」(ストライカーDX
 経験豊富な黒田氏からすれば反町監督なんて、まだまだひよっこでしょう。
 年齢も大きく離れているし、指導者としての経験も違う。
 それにもかかわらず、「勉強になる」と言えてしまうところが素晴らしい。
 しかも「若いチームを育てる」ことにかけては、黒田氏の方が実績も上でしょうに。


 
 ストライカーDXのいつも憎まれ口を叩いている記者の方も黒田氏のこういった姿勢から、何かを勉強すべきなんじゃないでしょうか?(笑)
 いや、もちろん自分も精進していきたいと思います…。