J2は最大22チーム、J3は検討なし

 今さらなネタですけど。
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 まずJ2が多くなるのはいいことだと思いますね。
 J1にしろJ2にしろ、適正なチーム数ってのは難しいですけど。


 気になるのはJ3ですか。
 今のままJリーグチームを本気で目差すチームが増え続けるのなら、私もいつかはJ3は作るべきだと思います。






 ただ気になるのは、J3を作ったとしてそこまで利益が出るのかということ。
 例えば分配金の問題。
 J3の放映権がある程度の額で売れればいいんでしょうけど、もし売れなかったら分配金はどうするのか。
 分配金はなしでいいのか。
 でもそれならJ3の意味はない気もするし、金銭的に厳しくなるクラブもあるかもしれない。
(とはいえ、現在Jリーグを目差すチームはJリーグ入りすることに念願が置かれているため、Jリーグ入りしなければ経営が安定しないというところも多いようで、そういったチームのためにはJ3もあるていど利益を見込めないといけないのかもしれない。) 


 あるいは、J3の下はどうするのか。
 J3の下にいきなり地域リーグとなると、あの短期決戦の全国地域リーグ決勝大会が“Jリーグへの登竜門”ということになるわけだけど、あの大会は問題が多い。


 そもそもJ3をプロチームだけにするのか、アマチームも含むのかという問題がある。
 もしもJリーグにアマチームも含んでしまったら、大きな問題になることが予想される。
 Jリーグの正式名称は「日本プロサッカーリーグ」だけど、それに反することになる。
 それ自体は変えればいいのかもしれないけれど、「地域密着」もなくなってしまう。
 「地域密着」がウリのはずのJリーグに、HONDAとか佐川急便とかが入ってくると、Jリーグの基本理念まで変えなければいけないのかもしれない。


 なら、プロだけにしてアマチュアチームは追い出すのか?
 けれど、それも可哀想な話し。
 アマチュアチームの行き場がなくなってしまうということになる。


 他にもJリーグのブランドイメージとかだってあるだろうし、管理の問題もある。
 今ですらJリーグ本部はうまくJ1とJ2を統率できていないように見えるのに、もう1つリーグを作って大丈夫なのか?という不安もある。
 





 それらを考えると、J3はまだもう少し早いのかなぁと。いろいろな意味で。
 J2が22チームになって、それでもJリーグに入りたいというクラブが増えてきたら、考えるべきなのかもしれません。
 でも、そのときは別にプロアマ混在の(あるいはアマチュアチームだけの)JFLが必要になってくるのではないでしょうか。


 Jリーグが拡大することは嬉しいことだし重要なことだけど、あまり急ぎすぎるのも良くないのかなぁと思います。