祖母井さんからジェフサポへのメッセージ

 現在発売されているサッカーマガジンに、祖母井さんのインタビューが掲載されています(昼田さんが別記事で補強に関して気になるコメントもしているので、そちらも注目ですね)。
 詳しくは本誌を見ていただきたいのですが、やはり気になったのはジェフサポへのメッセージですね。


 特に「日本ではクラブより選手のことを考えることが多い気がする」という話しは、短い文章でしたけどとても興味深かったです(それとクラブが好き、選手が好きだけじゃなく運営などもしっかり見て欲しいとも)。
 祖母井さんは歴史のせいかもしれないとおっしゃっていたけど、私は女性や子供が多いスタジアムを目差しているJリーグでは、どうしてもそういった悪く言えば“ミーハー”なファンが増えがちなのではないかと思います。


 でも、そこで「仕方がない」と諦めてしまってはいけない。
 やはりチームを強くするため、日本サッカー界を良くするためには、少しずつでもそれを変えていかないと。
 五輪の試合会場でもまるでジャニーズを応援するかのように、きらきら光ったボードを持って応援している子達がいるけど、やっぱりあれが「正常なスタジアムの雰囲気」だと思えません(笑)
 ジェフもそこまでではないけれど、それに近い考えの人もきっといると思います。





 だからと言って、新参者お断りだとか女子供は出て行けとはいいません。
 むしろ女性や子供の方でも男性サポより冷静にクラブの現行を見極めている方だって、いくらでもいますし。
 あと、どうしても年功序列というか“サポ経験年数序列”的な考えがあるけれど、それだっておかしな考え方だと思います。
 みんな最初は新参者なんだしね。


 じゃあどうするかっていうと、やっぱり1人1人のサポーターの意識。
 これを少しずつ変えていくしかないのではないかと。
 男性女性、年齢に関わらず、サポだけじゃなく、自称ファンの方々だってそう。


 サポーターという言葉を使うことを怖がって、一歩退いてクラブを見られている方たちの意識だって、クラブにとってはとても重要なはずです。
 だって、ゴール裏の熱狂的なサポとメインやバック、コーナーで応援しているファンと、人数的に大差はないでしょう。
 もちろん、毎試合見にきているゴール裏の人たちの方が影響力が高いのは当然でしょうけど、ファンだって影響力を持っているの確かなはずです。
 だから、サポもファンもひっくるめたジェフを応援する側の意識の変化が、ジェフをも変えるんだという意識を持って“共に歩んで”行くべきじゃないでしょうか。







 どの方向に変わっていくのか、どのような変化が必要なのかはまた別の話し。
 まずは、自分達ファン(あるいはサポ)の変化がチームにも影響をもたらすという認識を持つことからじゃないでしょうか。
 それが解っていれば責任のない行為だとか、一貫性のない応援の方向性なんてものは、本来は出来ない(というかしづらい)はずですよね。


 例えば、今年はブーイングしないジェフサポで評判を受けているけど、昨年はどうだったのかとかね…(笑)
 今年の応援姿勢は確かに素晴らしいと思うけど、一貫性はないからクラブからしたら「?」なはずですよね。
 どうしたら拍手をもらえてどうしたらブーイングなのかがはっきりしない状況では、クラブもどうしていいかわからないでしょう。
 そこにいたるまでの反省だとか、何かしらの発表や声明のようなものがあったのならばともかくね。
 クゼ監督がそこまですごい監督だったり結果や内容が出ていたのならばわかりますが、少なくともジェフでは残念ながらほとんど何も残せなかったんだから。
 




 まぁ、ということで、私もブログの発言などから日々“ジェフを応援するもの”としての意識を気にかけていきたいところです。
 もちろん意識の問題ですから、なかなかすぐに良くなるモノではないでしょうけどね…。