EURO2008 チェコの勝負弱さ

 なんだか、よくわからない試合でした(笑)
 前半はチェコの完璧な試合展開。
 守備だけでなく攻撃もサイドを有効に使えていたし、狙い通りのサッカーだったんだと思います。
 サイドからコラーへのクロスで先制し、そのまま前半を折り返します。


 後半、チェコはトルコの猛攻を受けるも最後のところで凌ぎ続け、カウンターに成功し2-0とします。
 これでトルコも、一気に静かになってしまいました。


 だから、このままチェコが行くのかな?と思ったら、75分に失点すると87分89分とポロ、ポロ、ポロ…とやられてしまいます(笑)





 まるで何かの夢を見ているかのようでした。
 現実味がなかったのです。
 確かにサッカーでは2-0からひっくり返されるような試合がないわけではないのですが、さほどトルコの最後の逆襲が凄かったとは思えなかったしチェコの守備も一気に悪くなったようには見えませんでした。


 トルコが猛烈な攻撃を見せていた後半開始の方が、よっぽど勢いはあったように思います。
 チェコも確かに疲れてはいてラインも下がってはいたのですが、それも後半開始からすでに見られていたことですし…。






 なんというか、これが勝負弱さなのかな?と思ってしました。
 勝負弱さだとか決定力不足だとか、そういう曖昧なもので簡単にサッカーを形容するのは嫌いなのですが、今回ばかりはそう言わざるを得ないのかなぁ…と(笑)





 勉強させてもらいました。
 EUROレベルでもこういった勝負弱さのようなものが、はっきりと現れる試合があるんだなぁと。


 今大会では、この試合がたぶん初の逆転勝利です。
 それだけ今大会では“先制点の重み”をいつも以上に感じていたのですが、グループリーグも終盤に差し掛かり、その流れもいよいよ変わるのでしょうか…。