水野も水本も相変わらず…
水本がPKスポットに歩いていった時点で、「こりゃ外すな」と思ってしまいました…。
そして見事に失敗し、試合終了。
以前「高校時代は外したことがない」と言ってましたけどね。
その水本、プレーは良かったんですけどね。
マンマークでの強さはもちろん、カバーリングも冴えていました。
この日の水本なら、なぜG大阪で出れないのかわからないレベル。
「4バックのゾーンに慣れていない」って周りは言うけど、ユース代表ではずっと4バックのゾーンですしね。
言い訳にならないでしょ。
しかし、相変わらず1試合で1度は大きなポカをしてしまうんですよね。
1失点目も水本が相手に突っ込みすぎて、マークを外されてしまいました。
日本人相手ならあのタイミングでいけたんでしょうけど、アフリカ人選手だと厳しいんでしょう。
けど、ジェフでは外国人選手によくついていたはずなんだけどね…。
水本は4バックのゾーンに慣れていないことなんかより、こっちの方が大きな問題だと思います。
それでも五輪代表では、やっぱり水本がチームの柱ですけどね。
一方、水野は全体的によくなかったですね。
周りの選手達の出来が良かった分、水野のパフォーマンスの酷さが目立ってしまいました。
イタリア戦でのPKミスを引きずっているのか、試合感の問題なのか…。
ともかく悪い時の水野が出てしまっていて、プレーが軽すぎる。
セルティックに行って体が大きくなったかな?と思っていたのだけど、相手がアフリカのチームということもあって何度もフィジカルで潰されていました。
戦術的な部分でどうしても得意ではない中央でのプレーを求められたという問題もあるんだろうけど、このままでは五輪メンバー入りは厳しいかなと思います。
(この水野動きを見ると、やはり右サイドバックには内田が入る構想なのかな。)
まぁ、2人とも良くも悪くも変わっていないなぁ…といった印象ですね。
さて、チーム全体としては守備が良くなりましたね。
五輪予選のころはDFとGKだけでなんとか凌いでいる感じでしたが、ツーロンではチーム全体で守備ができている印象を受けます。
まだDFラインがズルズル下がる問題もありますけど、それも全員守備ができてきたおかげで、その問題もだいぶ解消されてきたのではないでしょうか。
問題はやはり攻撃面。
ビルドアップでは早めにFWにクサビを入れることでリズムを作るという狙いが見えてきたけど、やはり最後のプレーの質が低いですね。
ここはOAに頼るしかないかもしれません。
しかし、早めにクサビを入れるゲームメイクをしていくのなら、OA候補と言われている大久保だと合わないでしょうねぇ。
簡単に周りに預けずそのまま自分で持って行ってしまいそうです(笑)
それと相変わらず低い位置でのパスミスが多すぎますね。
これに関しては、五輪までに減らしていかないと。
例えばボランチで守備で効いている選手もパスミスして一発でやれてしまったらそこで終わりなわけで、もっと意識を高めていって欲しいですね。
試合は後半ロスタイムに同点ゴールを決められ、PK戦で負けてしまうというなんとも微妙な展開。
こちらに関しても、時間の使い方に関して反省していかなければいけませんね。
最後はもう少し気持ちというか、勝利への執念を見せて欲しかったように思います。
今大会は北京五輪の前哨戦なわけで、ここでそういった気持ちを見せられなければ、本戦でも厳しいんじゃないかと思ってしまいます。
小さなプレーや連携に関しては修正できても、メンタル面はそう簡単に変えられないですからね…。