2008年チャンピオンズリーグ決勝は…

　眠いですね…。

　チェルシー対マンチェスター・Uということで、いつものプレミアのカードなのですが、やはり雰囲気はどこか違うものがありました。
　内容も決勝らしいモノになり、特に試合序盤は選手達の緊張感がひしひしと伝わってきましたね。

　畳みます。

　試合序盤はC.ロナウドにチャンスを与えないように数人で囲もうとするチェルシーと、ドログバが触る前にボールを奪おうとするマンUの争い。
　しかし、徐々にC.ロナウドがボールを触る回数が増え、チャンスを作っていきます。
　人数をかけてC.ロナウドを止めようとしていたチェルシーに対し、「ならば」とC．ロナウドに近い距離でのフォローを増やし、それが功を奏したといった感じでしょうか。
　C.ロナウドは狭いスペースでもチャンスを作れてしまう選手ですから、多少窮屈でもボールが持てればOKですからね。

　これで、C．ロナウドが乗ってきちゃうのかなぁーと思っていた数分後、スコールズからのクロスをそのC.ロナウドがヘディングで決めてしまいます。

　そして、ここからもまたやはり決勝らしい展開（笑）
　一点取ったマンUはMF4枚もかなり退いてしまって、カウンターサッカーに。
　点を取りたいチェルシーは攻撃的になり、今度はドログバがボールを触る回数を少しずつ増やしていきました。
　CBにしっかりつかれているドログバはC.ロナウドとは違って前を向くプレーはなかなか出来なかったけれど、自身がオトリとなって周りを活かすプレーを始めます。

　それによって徐々に攻撃の流れができてきたチェルシーは、前半終了間際にミドルシュートの流れから得点。
　マンUとしてはどうにかして1-0で折り返したかったんでしょうけど、さすがに守りに入りすぎたんじゃないでしょうか。

　後半から試合は膠着状態。
　マンUのCB2人、チェルシーの中盤のディフェンスが共に最後まで集中力を切らしませんでした。
　とくにマケレレはやっぱりいいですね。
　運動量はもちろんですが、相手のチェックにつくスピードも速いし、ビルドアップも落ち着いている…。
　ああいった選手が1人いるだけで、中盤が落ち着きますよね。

　選手交代で多少流れが変わったりはしましたけど、攻撃よりも守備が目立った試合でした。
　そして試合はPKに…。

　決して面白い試合ではなかったですけど、雰囲気はさすがに素晴らしかったですね。
　幾度か揉め事があったのは残念でしたけど、それも含めて決勝らしい試合だったと言えるのかもしれません。