選手の固定と戦術の軸と

 うーん…。
 ダメですね。
 試合内容も結果も。


 なんだかここまで“勝てなそうなチーム”というのも、逆に珍しい気がしてきました。
 まぁ、実際に勝てていないわけですが。










 たびたび言ってきた戦術の軸。
 要するに中盤でのプレスを軸にするのならもっと全体のラインを押し上げなきゃいけないと思うし、ラインを上げるのならば前からもっとチェイスをさせるべきではないか?というヤツ。
 




 それに加えて、選手の軸というのも重要なはずです。
 わかりやすい例としては、イビチャ・オシム監督時代のジェフ。
 ダブルボランチを中心として、坂本、巻、羽生に加え3バックの2人を固定。
 あるいはオシム監督が率いた日本代表。
 4バックと啓太を中心にして、遠藤、憲剛あたりを中盤のキーマンとして固定。


 残り数人もある程度メンバーは決まっていました。



 


 この2つの軸は当然お互いに大きく関係性があって、ある戦術を実行するためには主力選手を固定しないといけないと思うし、選手を固定し連携を深めていくためにはどんな戦術のサッカーをするのかを先に決めておかなければいけないはずです。
 選手を固定しすぎるとサポーターには評判が良くないようですが、連携を深めてきちんと戦術を実行するためにはそんなことを言っていられないはずです(笑) 


 …んで、ジェフというのはやっぱり戦術のしっかりしたサッカーというか、チーム戦術で戦うサッカーをやらなければ相手に勝てないと思うのです。
 例えとして出すのはアレですけど、昨年の浦和のような個を前面に押し出すサッカーでは、ジェフの戦力を考えると結果は残せないでしょう。
 


 今年のジェフは今のところ戦術の軸もそうですが、選手の軸の方もなかなか見えてこないように思います。









 まぁ、クゼ監督が言っているように、ようやく少しずつは選手の軸も見えてきたのかなぁ?とは思いますけど…。


いろいろシステムやメンバーが変わるのは、満足できない状態なので、満足ができるまでは変えていくしかない。もちろんいい部分も出てきてはいますが、ケガ人がいたりして交代せざるを得ないので、非常に難しい状況です。7〜8人はスタンダードに決めていますが、そこから先は決まっていない状態です。今回も巻やフルゴビッチがケガなので、それも影響していますが、7〜8人のスタンダードなメンバーは決まっています。
ジェフ公式
 でも、まだまだ流動的な感じですよね。
 ここ数試合で、ようやく谷澤、青木良太、池田あたりが固定されてきたのかな?とも思うけれども、使われ方は試合によって区々ですし。
 例えばこの3人だって、巻やフルゴビッチマツケンが戻ってきたら、またスタメンを外される可能性は十分にあるはずだし。


 監督云々、選手云々は置いておいたとしても、チームとしての軸がしっかり見えてこない限り、この闇からはなかなか抜け出せないんじゃないでしょうか。