クゼ監督「今後の日本サッカー界のことについて」


クゼ監督
「このあと、マッチコミッショナーと話をしたいと思う。今日の審判についてではなく、今後の日本サッカー界のことについて話をしたい。
日本のサッカーは世界と比べて、本当にファウルのない、きれいなサッカーというイメージがある中、イエローカード、レッドカードを出しすぎていると思う。ドイツでもほかの国でもいろいろな国で指揮をとってきたが、日本ほどきれいなサッカーをする国はないにも関わらず、イエローカード、レッドカードが出しすぎているように感じる。Jリーグ全体の目標として、イレブンミリオンというのを掲げている中、どうやってイレブンミリオンを達成できるか、どういった形でファンを呼ぼうかと考えているのに、審判のせいで、こういった形で壊されてしまうのは、日本サッカーの未来が明るくないと感じてしまう。前回の試合も後半は10人で戦ったし、今回の試合も60分近くを10人で戦った。こういた試合をファンが見て楽しいか。ファウルでもないのに、ファウルを出されたり、イエローカードでもないのにイエローカードを出されたり、雨が降ってすべるということを前提に考えたら、あれはファウルではないと私は思っている。審判が好き放題にイエローカードを出すような試合は見ていても楽しくない。日本にとってよくないことだと思う。」
 クゼさんかっこいいー。






 何がかっこいいって、まず敗因を審判の責任にしていないこと。
 あの試合展開なら審判のせいにすることも十分に可能だったでしょう。
 とにかく言い訳を探したがる監督がたくさんいるわけで、なかなか出来ないことだと思います。


 また、日本サッカー界のことを考えてコメントしているということ。
 なんだか、もう何年も日本サッカー界にいるような言い回しです。


 そして、イレブンミリオンプロジェクトをきちんと認識していること(笑)
 あんなどうでもよさそうな、日本のサッカーファンでも知らない人のほうが多いんじゃないかって企画にも、きちんと興味を示し趣旨を理解しているってところが素晴らしい。








 …ということで、クゼ監督にあやかるわけじゃないけど、私も敗因を審判のせいにするのは止めてみました。
 エンターテイメントとしては許せないですけど、私が見たいのはサッカーですからね。