クゼ監督「巻たちが戻れば戦術をより高めることができる」
千葉日報のサイトより。
下村は「柏よりチームとして積み上げた時間は短いが、高い位置からボールを奪い、プレスをかけるという目指していることができた」と評価。クゼ監督も「勝利したことでチームの雰囲気が良くなった。巻たちが戻れば組織としての戦術をより高めることができる」と2週間後に迫った開幕戦に向けて手応えを感じていた。
クゼ監督がどう巻を評価するのかというのは、非常に気になっていたのでこの発言はとても興味深いですね。
巻のような選手をどう活用するかというのは、チームの方向性にも大きく影響が出てきます。
クゼ監督はそれを理解した上で、「組織としての戦術をより高めることができる」とコメントしたのではないでしょか。
そして、それに大きく関わって来るのが、下村も言っている「高い位置からボールを奪いプレスをかける」というチームとしての狙いではないかと思います。
プレスをかけるという意味では、巻はレイナウドよりもかなり期待できるでしょう。
しかし、巻を攻撃面で活かすのであれば、今以上に連動したパスサッカーを目差していかなければいけないのではないかと思います。
巻を使う場合は上手く巻のポストを利用して、2列目が飛び出すサッカーが理想だと思いますし。
逆にドリブルでの単独攻撃を主としたカウンターサッカーをやっていくのなら、レイナウドの方が向いているでしょうね。
もしかしたらクゼ監督は妥協してレイナウドに守備をしないという特権を与えて、レイナウドを1トップで起用する可能性もあるんじゃないかと思っていました。
しかし、巻を主軸に戦うのであれば、それも杞憂に終るのではないかと思います。
もしレイナウドをウイングなどで使うのであれば、レイナウドもプレスに参加しなければいけませんからね。
ただし、巻が戻ってきて2トップにするというのなら、話しは変わってくるかもしれません…。
けれど、今のところトルコキャンプなどでも1トップにこだわっているように思います。
それもチームのコンセプト…ようするに1トップにする分、中盤を厚くして中盤でプレッシャーをかけるという狙いがあるからなのではないかと思います。
まぁ、その狙いも変っていく可能性だってあると思いますけどね。
今ところはそんな感じなんじゃないのかなぁと。