報知『「伸びていない」チルドレンに初カミナリ』


この日、オシム前監督を見舞った川淵キャプテンは「名前を挙げて怒っていた」と笑顔で話した。昨年11月16日に脳梗塞(こうそく)で倒れた直後は生命さえ危ぶまれたが、その後、驚異的に回復。持ち前の“毒舌”も完全復活。川淵キャプテンは、名前を明かさなかったが、千葉監督時代からの教え子でオシム前監督が代表に初招集したMF羽生、山岸らであることは間違いない。 
 間違いない!
 …んだそうです。


 こうやって断言しているということは、さぞかしたくさんジェフの試合を見に来てくれていたんでしょうねぇ。
 あまり記事にはしてくれなかったようですが。
 何でですかね。あまりにも記事の内容が酷すぎたのかな?






 私から言わせてもらえば、こういった記事を書くマスコミこそ、サッカー界に悪影響を及ぼしていることは間違いない!のですが。
 報知はせっかくオフシーズンはいい情報網を持っているんだし、もっとサッカーに対して真面目に取り組めばいいのに(そういえば羽生移籍も村井移籍も報知が第一報だった。両記事ともフライング気味だったから代理人なんかも絡んでいるんでしょうが)。
 報知のサッカー記者によるリレー日記だって、なかなか面白いし。
 逆にこんな記事を書いたって、サッカーファンからの信頼を失うだけだと思うのですけどね。
 





 先日のスポニチの『オシムチルドレン最後の審判』といい、この記事といい、多くの代表選手がジェフから移籍してしまったにも関わらず、未だにこういった記事が出回っています。
 「オシムチルドレン」という言葉の裏には、オシム監督が贔屓にしているため実力がないのに代表に選ばれている選手達がいるということを、マスコミが暗に指している意味があるんだと思っています。


 それがいったい誰への批判なのかということは、前から非常に気なっていました。
 ジェフというチームなのか、選手自身なのか、オシム監督なのか…。


 でも、これでジェフではないということがわかりました。
 阿部が移籍すると「オシムチルドレン」から外されたことを考えると、選手でもないような気がします。
 水野、水本は五輪のレギュラーでもあるし、なんだかんだで巻もマスコミには好かれているように思いますし。 




 そうなると、やっぱりオシム監督なのかなぁと。
 振り返ってみると、オシム監督はマスコミウケが非常に悪かった。
 岡田監督になると、なぜだかマスコミはやたらとポジティブな記事を書き始めました。
 代表では特にまだ何もしていないのにも関わらず、です。






 加えて、注目なのはこの記事のネタ元は川淵三郎だということ。
 協会にとってうるさいオシム監督を、川淵が嫌っていたんじゃないかという話しも、よく聞きますが…。