ルノーR28、ウィリアムズFW30がお披露目

 ルノーとウィリアムズが同日に新車をロールアウトしました。



 ルノーの新車は今までとコンセプトは一緒で、一見するとあまり変化がないように見えますけど、よ〜く見ると大きく違います。
 特にノーズは流行とは逆流して先端がますます細くなり、極端なローノーズになっています。
 これによりフロントサスを支えるキールはついになくなりましたが、ゼロキールの課題である取り付け角度は水平に近くなり、ジオメトリーの観点からは大きな問題は出ないのではないかと思います。
 しかし、そうなると問題になるのは空力の部分で、マシン下部への空気の流れがどう変わるかが気になりますね。
 

 また、サイドポンツーンの形状は流行のなで肩で、マシン下部への絞込みとともに後方への絞込みが激しくなっています。
 昨年までは曲面ばかりでマシンがヌメヌメした感じでしたけど、今年は急激な絞込みが多くボコボコとした感じがします(笑)





 逆にウィリアムズは全体的にまっすぐなイメージです。
 ノーズの先端も上方をさくっと切った感じだし、サイドポンツーンの形も比較的なだらかな絞込みのように見えます。
 非常にコンサバなマシンに見えますが、これも経済的な部分が大きいのでしょうか。
 それでも確実に走るマシンを作るのが得意なチームですから、注意しなければいけないとは思いますけど。