次期監督、岡田武史氏と交渉
オシム監督に誠意を見せるためにも、気持ちを汲んであげるためにも…。
予選までの残された時間を考えても、協会の少ないであろうコネクションを考えても…。
今はオシム監督の意見を待つべきだろうという話しを、何度もしてきました。
脳梗塞というのは確かに後遺症が心配ではあるけれど、本来は発症から2週間もすれば具体的なリハビリに入れる病気なんだとか。
後遺症が運動麻痺だけならば、オシム監督に伺いを立てる時間は十分にあるでしょう。
(代表の今後を聞くのはストレスになるという意見もあるけど、代表という心配事をほったらかしのままにする方がよっぽどオシム監督にとってストレスになるのでは。)
しかし、予想通り残念ながら協会は急いでしまっているようです。
今回の人事。
色々協会の言い分はあるようですけど、私にはこう見えます。
・3次予選に間に合わせるためとにもかくにも急いで監督を決めたい。
・だから日本の状況をとても詳しく知っている人じゃなければいけない。
・海外から人を呼ぶ時間はない(契約やビザ、居住などの面で時間が掛かる)。
・難しい状況だから監督として実績のある人がいい。
・ネームバリューも欲しい。
・オシム監督に扱いにくい人を紹介されると困るので自分達で決めたい。
(扱いにくい=ネームバリューが少ないも含め)
こういった条件を満たすのが、岡田監督しかいなかったんじゃないかと。
継続性なんてとんでもない。
当時のジェフ対マリノスを見れば、やろうとしていたサッカーが全然違うことは一目瞭然でしょう。
焦るのが一番よくないと思うんですけどね。
もっとも、じっくり悩んだところで、協会の呼べる監督なんてたかが知れていると思いますけど。
日本のファンが言うほど、日本代表監督の仕事をやりたがる監督なんてそんなにいないと思いますし。
「岡田監督より○○監督の方がいいに決まってる!」と第三者が言うのは簡単だけど、その○○監督が日本代表監督に魅力を感じるかどうかはまた別の話し。
オファーすれば誰でも受けてくれるだろうと思うのは、逆に不自然だと思うんですけど。
ましてや、あのイビチャ・オシム監督の後任なんて、誰もやりたくはないんじゃないかな。