羽生「アマルさんのメッセージは伝わってきた」


試合終了後、スタンドのファンに選手たちがあいさつに回ると、脳梗塞(こうそく)で倒れたオシム前監督に向けてファンから千羽鶴が手渡された。千羽鶴を受け取り、目を真っ赤に泣き腫らして控室に戻った巻は「ここ数日眠れていない。こんな状況で、まともにサッカーができるか心配だった」と話していた。 
 選手も辛いですよね。
 サポーターですら「取るもの手につかず…」の状態です。
 直接指導を受けた選手達は、もっと辛いでしょう。
 本当に、難しい状況でよく戦ったと思います。


 今日の練習はお休みということで、ゆっくりして欲しいですけど、気持ちまで回復するのは難しいでしょうね…。



父の緊急入院後、眠れない日々を過ごしながらもグラウンドに立つアマル監督は、この日も父の名前は口にしなかった。だが、誰もが思いを理解していた。羽生は「DFを減らして攻める。オシムさんの時からやっていたことだった。アマルさんのメッセージは伝わってきた。選手がそれに反応しきれなかった」と無念さをあらわにした。巻は「オシムさんはジェフの家族の一員。絶対に決めたかった…」と目を腫らし声を詰まらせた。
 やはり、選手も感じたようですね。
 これは明らかにイビチャ・オシムの戦い方だと。


 リスクは大きかったです。だけども、リスクを冒すことこそが重要なのであって、そこには勝敗以上に大切なものがある。
 それを教えてくれたのが、他でもないイビチャ・オシム監督だったわけです。


 他サポや代表サポには、ちょっと理解できないことかもしれませんが、これがジェフの、オシム監督のサッカーなんです。


サポーターは試合前、フクアリと下部組織の試合が行われた稲毛海浜公園で鶴を折った。約1万羽にもなった鶴は、試合後にスタンドに駆け寄ったMF佐藤らに託された。千葉サポーターがオシムの名を叫ぶと、その輪は横浜FMサポーターにも広がった。イレブンが全力で走り抜いた証しは白星には代えられなかった。それでも、恩師へ届けたい思いは一つになった。
 最後のコール、感動しました。
 多くの観客が、「このままじゃ帰れないな」といった感じで、いつもより長くフクアリに残っていましたね。


 あとは、このコールと鶴にこめた願いが、浦安まで届いてくれれば…。
 …いや、届くと信じています。










この日は長女のイルマさん(37)もクロアチアから駆けつけた。一方、ほとんど寝ずに付き添う夫人・アシマさんは18日のオーストリア地方紙「クライネ」電子版で「少しずつよくなっています。医師は私に“彼は偉大な戦士である”といってくれた。彼は勝つでしょう。勝たなくてはなりません。これはサッカーと同じです。彼はあきらめません」と現在の心境を告白した。
 アシマさんのコメントが素晴らしいですね。
 ご家族の体調も心配です。
 周りが上手くサポートしてあげて欲しいですね…。