浦和勢の招集見送りも ACLでオシム監督配慮

 オシム監督は「配慮する」といっているだけで、招集を見送るかどうかはまだわからないんじゃないでしょうか。
 実際問題として、DFどうするんだよって話しもありますし。
 啓太の変わりは橋本あたりがいるとしても、トゥーリオ、坪井、阿部がいなくなるとDFは本当にいなくなりますからね。
 本職ではないけど、候補は今のところ今野くらいでしょうか。
 五輪代表があるから、水本、伊野波、青山も呼べませんし。





 ところで、こんな感じで選手が“昇格”させられないことが、若い世代が育ちきらない1つの要因なんじゃないでしょうか。
 五輪への価値観が強い日本だから、フル代表に選手を昇格させないで五輪優先が当たり前。
 五輪代表とフル代表の日程が重なるのも、いつものこと。
 国民も「五輪は重要」が普通だから、それに対しての批判の声も少ない…(オシム監督はチクチク言っているけど)。


 親善試合と最終予選の差やレギュラーかどうかの違いなどはあるけど、選手招集の優先順位が五輪代表>フル代表というのは欧州では珍しいことだと思います。
 その分、五輪代表チームは強化されるけれど、選手育成の観点だとどうなんでしょう。
 いや、五輪代表だけでなくそれ以下の各年代のユース代表も、育成よりも強化を念願に置いたチーム作りをしていて、選手の入れ替えや下の年代からの昇格が少ないように思います。




 もっとも、日本人選手は欧州の選手と違って各年代のユース大会を勝ち抜かなければ、国際舞台を踏みづらいという大きな問題があります。
 だから、選手育成よりもチーム強化に傾いてしまうのは、仕方がないのかもしれませんが…。