水野晃樹「オレたち自身がやらなくてはいけない」

最近、試合を重ねるに連れて水野を頼もしく感じるのは「オレたち自身がやらなくてはいけない」という言葉が口をつくようになってきていること。例えばU22日本代表チームの課題でもある試合中の声の小ささや盛り上げ役の選手が少ないことについても「誰かがやってくれるとか、コーチが盛り上げてくれるとか、そういうことじゃない。プレーするオレたちがやっていかないと…」と自覚あふれるコメントを残すようになっているのは、成長の証だ。

　磐田戦で利き足とは逆の左足で巻のゴールをアシストできたのは、水野にとっても大きな自信になるのではないでしょうか。
　中断明けから左足でのクロスが増え、中にも入っていく回数も増し、守備意識も高くなった（守備が上手いわけではないけど）水野。
　少しずつですが着実に成長していると思います。

　ただ、まだ状況判断能力に問題があったりとか、簡単にボールを奪われてしまうところとか、相変わらずの課題もあります。
　オシム監督に言わせれば「チャンスも作るけど、その分ボールを奪われる回数が多くピンチも作ってしまう選手」ということでしょう。
　

　五輪代表では、もう既にチームを引っ張っていかなければいけない存在です。
　そういった選手が簡単にボールを失ってしまっては、チーム全体に悪影響を与えかねません。
　集中力を高めて、明日の試合に臨んでほしいですね。