ストヤノフが広島に移籍

　いろんな意味で驚きでした…。
　広島目線での話しは以前も言った通り。

　戸田先生のサイトでも何度か話題になっていますが、退いて守ることが前提のサッカーをするのならばDFは肉弾戦を求められます。
　ストヤノフは上背があるから勘違いされがちですけど、決してそういったプレーが得意な選手ではない。
　足元が上手くカバーリングが得意な選手であって、高さとかフィジカルに優れている選手ではないんです。

　今の広島には大輔とか水本とか、広島で言えば槙野とかそっちのタイプの選手が必要だと思うのですが、ペトロビッチ監督は足元の上手い選手をDFラインに並べるのがお好きなようです。
　まぁ、そのあたりの監督の好みからすればストヤノフ獲得は納得できるかもしれません。
　けれど、現実のバランスを見ると…。

　理想を掲げつつバランス間隔に優れているのが、イビチャ・オシム監督なのかもしれません（アジア杯では微妙だったけど）。
　DFラインを極端に上げることが難しくなっている昨今、DFラインにはフィジカルの強い選手が求められます。
　オシム監督もペトロビッチ監督同様DFには足元の技術が必要だと言っている方ですけど、もともと足元の技術がある選手に守備を教えるのではなくフィジカルの強い選手の足元を鍛えながら戦ってきました。
　大輔、結城、水本などはそのいい例だと思います。
　理想は近いのかもしれませんけど、そこにいたるアプローチは大きく違うようですね。　

　で、ジェフ側としては、Jリーグのクラブに移籍させてしまったのが驚きです。
　契約解除をした段階で、移籍金は諦める代わりにJクラブへの移籍は禁止するような約束が出来ていたのではないかと思っていたんですけどね…。
　非常に残念です。

　さっきも言ったように私は広島移籍には？マークを感じているので、最悪の状況ではないのかなと思います。
　大分とか名古屋とかハードマーカーが多いチームに行かれた方が、よっぽど怖かったんじゃないでしょうか。
　でも、やっぱり戦いたくはなかったですね…。