イリアン・ストヤノフと契約解除
戦力外になることが決まっていたストヤノフを契約解除にするとのこと。
ちゃんとに発表することはいいことだと思うのですが(当たり前と言えば当たり前なんですけど、ジェフは今までその当たり前が出来ていなかったわけで)、この言い回しはどうなのかと。
契約を解除をしたのなら、普通に考えてその選手の移籍先を探すことなどはないのが当たり前でしょう。
■今後 : 今後、クラブが移籍先を探すなど対応をすることはありません。
なのになぜ、いちいちこういった言い方をするんでしょうかねぇ。
サポーターの気持ちを逆なでしたいのか?ウチのフロントはMなのか?(笑)
クラブとしたって、契約解除をしたらもう移籍金は発生しないわけで、デメリットの方が多いはずです。
逆にストヤノフ側としては、欧州のマーケットが閉じる前に移籍金なしで移籍できることになったんですから、いいことも多いはずなのです。
ですから今回の契約解除は、むしろストヤノフ側のことを思ってパスを譲った可能性が高いと思うんですけどねぇ。
(だから提訴というのはわからない。下でいうお金の問題なのでしょうか。でももしFIFAが選手側の意見に同意したとしても国際スポーツ裁判所は逆に付くでしょう。あまり言いたくはないけど、試合に出ないと言っている選手に数千万円も払うだけの義理も金銭的余裕もないだろうしね…。)
だって、ストヤノフだって元ブルガリア代表なんですから。
欧州選手権にだって出ているんだから、そこまで移籍先には困らないでしょう。
本人がJリーグのクラブへの移籍を望んだのなら、クラブのサポートが必要になるとは思いますけど。
それと移籍金が入ってこないことに関しても、お金が全てではないですからね。
たぶん、ストヤノフの年齢と移籍するに至った経緯を考えれば、もらえて数千万円。大した金額にはならないはずです。
それに、契約の詳細はわかりませんけれど、もし「半年しか在籍しなかったのだから年俸は半分」という話しになれば、ストヤノフは年俸4000万円と言われているのだから2000万円で済みます。
これが移籍先が決まらずもう半年在籍するとなれば、例えプレーしなくとも有無を言わさずもう半分を支払わなければいけなくなるでしょう。
それに外国籍選手となれば、様々な維持費もかかる。
サッカー界の色んな金額を聞いているとお金の感覚が麻痺してきてしまいますけど、欧州でも東欧や小さなクラブはお金があるわけではないですしね。
Jリーグのクラブの方がよっぽどお金を持っているでしょうし。
物価の違いもありますしね。
ともかく、欧州に移籍したいのであれば、欧州の方であろう代理人の方がジェフよりも当然得意な分野なはずです。
あとはその方の腕次第でしょう。
ストヤノフにいい移籍先が見つかることを祈っています。
追記:
ところで、提訴に関してジェフ側のイメージや被害に関して不安視されている方も多いようですけど、もしかしてストヤノフの方がマイナスに生じる可能性もあるのではないかと思ってきました。
日本の情報がどれだけ欧州に行っているかにもよりますけど、(あくまでも)傍から見れば「ストヤノフが監督に文句を言って試合出場を拒み契約解除。しかもその上、クラブ側を提訴」ということになります。
これだと、欧州でのストヤノフのイメージが下がってしまうのではないかと。
しかも、ストヤノフには前科があるということですし、心配になってきました。
ストヤノフが変な関係者に寄生されていなければいいのだけれど…。