オシム監督「対戦する可能性のある相手の中で最も困難な相手」

 今までの公式会見は質問がアレだったせいかあまり面白いコメントはなかったのですが、今回はだいぶ喋ってますね。



オシム監督「最も困難な試合だと思う。アジアカップ全体の状況を客観的に見て、日本が対戦する可能性のある相手の中で、最も困難な相手だ。日本はこれほどの相手と対戦したことはない。そういう機会があったとしても親善試合だ。私が就任して以来、どんな相手でも過信は禁物だし、リスペクトすると言ってきた。これまで対戦してきた中ではガーナがオーストラリアと比べられる相手だろう。しかしそれはあくまで親善試合だった。」
 公式な大会でオーストラリアのようなチームと対戦できることを、日本側は感謝しなければいけないのかもしれませんね。
 例えば日本が出場できる世界大会と考えればコンフェデとかもありますけど、コンフェデだって他チームはさほど本気ではないわけで。
 しかも、そのコンフェデも次やるかどうかはわからないわけですし。


 今までは本気になった世界レベルのチームと戦えるのはW杯くらいでしたし、今日の試合はそういった意味でもいい経験になるのかもしれません。
 まぁ、オシム監督曰く「経験しただけじゃ駄目」ですけどね(笑)


Q:就任から11ヶ月間で日本チームをどのように変化させたのか?
オシム監督「誰が変えたんですか? (「もちろんコーチ(オシム監督)がです」と質問者が回答) 
私が代表監督になったからといって、日本のサッカーが変わったとは思っていない。私の存在はそんなに大きくありません。その質問に答えるには長い時間がかかります。ステップバイステップというか、プロセスが必要になる。1年しか経っていないし、まだ初歩的な問題すら解決できていない。」
 オシム監督は昨年の日本対オーストラリア戦に関して「良いチームが勝ったということ」と振り返っているわけだし、1年前のチームは“良くなかった”と思っているのでしょう。
 それを、オシム監督が「変えたわけではない」と、言うのかもしれません。
 もし言ったとしても「正常に戻した」くらいじゃないでしょうか(笑)
 いや、確かにそうなのかもしれませんけどね。



 オーストラリアサイドのコメントを聞いていて面白いのは、「日本代表は変わった、強くなった」ということが当たり前になっていることです(笑)
 私なんかもW杯前は非常に不安でしたが、今回のオーストラリア戦に関しては楽しみと言うか、どこまで戦えるのかという気持ちの方が大きいですしね。
 オシム監督がどのような指揮を取るのかというのも、非常に興味深いですしね。







 唯一の不安はこれでしょうか。


鈴木啓太「(相手が2トップで来た場合はリベロ的な動きをする?)それはまだ分からないけど、そういうこともある。
 ということは、憲剛、俊輔、遠藤で中盤を構成すると言うことですか…。
 ある意味で納得ですけど(オシム監督の理想はメンバーを変えずに相手に対応すること)、大丈夫なんですかねぇ。
 中盤の守備だけはかなり心配です。