ニューシングル『LOUD』とリプロダクトアルバム『DRESS2』
私が応援しているTM NETWORKが、今年4月21日に30週年を迎えます。
それに合わせて30周年の翌日となる22日に、ニューシングル『LOUD』とセルフリプロダクトアルバム『DRESS2』が発売されます。
以前、外部のプロデューサーに依頼したリプロダクトアルバム『DRESS』が出ており、それに準えて『DRESS2』という名前になったようです。
しかし、今回は自分たちで制作し声も録り直したようで、前回とはだいぶ異なる経緯となるので、名前はちょっとわかりにくいですね。
その後4月26日からは、ツアー『the beginning of the end』がスタートという予定になっております。
それに合わせて、先日『DRESS2』の収録曲の発表と『LOUD』のミュージックビデオが公開されました。
『DRESS2』にはあらかじめ発表になっていた『Get Wild』、『Self Control』、『Be Together』などの有名曲に加え、『Rainbow Rainbow』、『永遠のパスポート』といった今まであまり表に出てこなかった曲も収録されています。
しかし、アレンジ曲の多いTM NETWORKですから、できればもっとマイナー曲をやってほしかったところ。
新曲『LOUD』のMVはYoutubeやニコニコ動画にて、ショートバージョンがアップされています。
この曲は2012年のファンイベントで一部流されたもので、かなり長い間寝かせてきたことになります。
MVは昨年行われたライブ『START investigation』から、ストーリーが続く流れとなっています。
メンバーのtwitterなどでの情報からしても、『the beginning of the end』もこれにつながるストーリーと考えて良さそうです。
TM NETOWRKは、30周年に向けてストーリー仕立ての活動を行っています。
一昨年のライブ『incubation period』では、宇宙から地球にやってきて様々な調査を行っているTM NETOWRKの3人が、地球潜伏30年となる2014年からタイムスリップしてやって来たという設定でした。
そして、昨年の『START investigation』では、30年を迎えて新たな潜伏者との交代のため、1950年代に送り込まれた新たな潜伏者を見守るため、アメリカに向かったというお話。
しかし、新たな潜伏者たちは一度その地の住民と良い関係を気づくものの、後に衝突してしまう…というちょっと悲しい内容でした。
『LOUD』のMVを見てみると、実際の『incubation period』の映像が使われています。
冒頭の扉が閉まるシーンは、ライブの最後に電車型のタイムマシーンにメンバーが戻る場面で、ライブの開始時もここから1人1人がそれぞれ登場しています。
続く銃撃戦は、新たな潜伏者たちと住民たちの衝突を表したものでした。
その後MVは白い建物の中を進んでいく形で、これがタイムマシーンということなのでしょう。
メンバーが上下逆に現れたり、宙を浮くようなシーンもあり、宇宙船も意味しているのかもしれません。
…ということは、今回のツアーはタイムマシーンや宇宙線、宇宙などが舞台となる可能性もあるのかもしれませんね。
まぁ、いつもファンの予想の上を行くTM NETWORKなので、その通りいくかどうかはわかりませんが。
ともかく、MVはなかなか良い出来だと思います。
曲の方も歌詞も含めてさわやかな内容で、個人的には気に入りました。
どうしても『Get Wild』のような激しくアップテンポな曲を求める層や、もっとかっこつけたな歌詞を期待するファンもいるのですけど、もうすぐ60才を迎えるメンバーにそれを求めるのもちょっと違うではないかと思いますし。
セールス的にはあまり期待できないのかもしれませんけれども、それは言っても仕方のないところでもあると思いますしね。
ツアーなども含めて、30周年企画が徐々に盛り上りをみせるようになってきました。
今後の展開が楽しみです。